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なかがわ・なかがわ MOVE

MOVE上演予定の脚本が読める企画

2025.11.20 12:10

ある日、作家の葛山陽平さんから連絡がきました。

「今ぐらいから、noteで台本を細かく分けて公開していくのってどう思います?」


驚きました。

再演ならともかく、新作で、しかも朗読でやる作品を、

上演する前に、その台本を公開するのはどうか、というのです。


以前、舞台の宣伝について話したときに、

演劇って、ネタバレを恐れて情報を出さなすぎる傾向にある、

と意見が一致したことがありました。

その流れです。たぶん。



驚いたけど、作家さんがやってみたいと言ってるんだし、

やってみる価値はあるなと思ってOKと言いました。

ただし、条件がありました。

公開することで「面白そう!観たい!」と期待する方が一人でも増えてほしい。

もちろんそういう意図で事前に公開するのです。

ただ、

俳優が演じる前提で書いてある「台本」そのままでは、

おそらく言いたいことの三分の一も伝わらない。


俳優の特殊技能の一つに、台本の台詞だけで役の性格や背景、景色まで全て想像できる、してしまう、ということがあります。

これ、自分も俳優なもので、気づかなかったんです。


「台詞だけの読み物って、意外とイメージが伝わらない」


実はなかがわ・なかがわで、ミュージシャンとやりとりをしていても時々起こります。

私自身もその作家さんの作品を読み慣れてないとわからない、とかもあります。


伝えたいことが伝わらなくて、「なんかよくわからない」って、足が遠のくのでは元も子もない。

だから、俳優の力を借りずに、文章として楽しめる形になるといいな、と。


そうしたら、ですね。

作家さん仕上げてきましたよ。


これは、ちゃんと読み物として楽しめる「短編小説」です。

1月に出演する俳優陣のハードルは正直、めちゃんこ上がるのですが、

楽しみ、と思ってくださる方が増えるといいな、と思っています。


というわけで、今夜から、「MOVE vol.1」で上演する3作品を、連載という形で少しずつ公開していきます。


乞うご期待!

『ボトルメール』第一話

『記憶の森』第一話