人生の主人公と世界の主人公
例えば、
思い通りにならなくて、友達や兄弟とケンカをして、
「〇〇がいじめる!〇〇がものを取った〜叩いてきた〜」
「だって、〇〇が悪いんだもん。私は悪くないんだもん」
と言ってきた時、
伝えるべきことがあります。
それは、
諍いが起こった時は、『どちらかが100%絶対に悪い!』ということはありえない
ということです。
事実がどうこうではなく、
「自分は正しい。相手が悪い」と意固地に考え言い張っている間は何も解決しません。
これを解決しようとすれば、戦う必要があります。
しかも勝敗が決まるまでです。
大人の世界でも同じです。
こうやって、相対する相手と善悪の決着をつけようとしている間は、ずーっと戦い続ける人生が待っているんですよ。
結構辛いと思いませんか?
そのことに早く気づいたほうが、幸せです。
ではなぜ争うのか?
それは、
【自分の人生の主役は自分である】
ということを理解しきれていないからです。
世界中の人々が全てもれなく【自分の人生の主役は自分】なんです。
決して『この世界の主役』ではありません。
ここを間違えている。
眼の前に繰り広げられている世界の中心に自分がいると思っている。
自分がこの世界の主人公だと思っている。
違います。
自分の人生と世界は違います。
それぞれの人が自分の人生を主体的に歩んでいる中で出会い調和しながら創り上げているのがこの世界です。
意見が食い違うことは当たり前のことであり、
善悪ではない。
このことを伝え続けることで、いつの間にか我が子は「戦わない」解決策を見出すようになります。
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