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2013~2018 JR徳山駅工事の記録 ②新駅ビル

2019.03.02 11:00

橋上駅舎が完成した2014年から新駅ビルが開業した2018年にかけて、大きな変貌を遂げた徳山駅とその周辺。

今回は、新駅ビル「周南市徳山駅前賑わい交流施設」の建設が進んでいた2017年5月からを振り返っていきます。



2017年5月~6月

この頃にはすっかりビルの全体像が分かるようになり、自由通路の北口側は完全にビルの中に取り込まれていました。



2017年9月

建物の外壁が一部見えるようになり「周南市立駅前図書館」の看板が現れました。

この新駅ビルは、TSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が施設の管理を行います。よってこの「周南市立駅前図書館」は全国5館目の"TSUTAYA図書館"でもあります。

2016年、"TSUTAYA図書館"の運営方法などに反対する市民団体が、周南市に対して住民投票を要求する約8700人の署名を提出しましたが、住民投票条例案が市議会で否決されたため結局実施はされませんでした。

また、この図書館の正式な名称は「周南市立徳山駅前図書館」とされていますが、周南市は掲示する施設名を、議会への報告なしで徳山を省いた「周南市立駅前図書館」に決定していたことが今年8月に発覚。後に周南市の木村市長はこの問題について謝罪するとともに経緯を説明しました。

説明によると、「周南市」を全国に発信し、コンパクトで覚えやすくするために徳山を削ることを今年3月には決定していたということです。また、新たに徳山をつけて看板を製作、取り付ける場合は約3000万円の経費と4カ月の工期が必要になることから、現状のまま変更しない考えも示されました。



2017年11月

開業の約3ヶ月前。建物を覆っていた囲いのほとんどが取り外されました。


1階部分には「蔦屋書店」が県内初出店し、県内5店舗目の出店となる「スターバックスコーヒー」が併設されます。既におなじみの丸いロゴ看板が設置されていました。


仮設時代の面影が全く無い自由通路の階段。奥が「周南市立駅前図書館」の入口です。


また、この頃にはフロアの明かりも灯り、木材をふんだんに使った室内の暖かな光が駅前を照らしていました。



2018年2月2日

いよいよオープンを翌日に控えたこの日、市民内覧会が開催されました。


本来は館内撮影禁止ですが、この時は他のお客様が写らないようにすれば撮影OKということでした。

座席はテーブル席・コンセント付のカウンター席・テーブル付きベンチなど多種多様。館内は1階のスタバで買ったものをどこでも持ち込めます。(飲食禁止スペースもあり)


駅ビルの西側には立体駐車場が造られました。それまで駅前周辺は駐車場が少なく不便だったため、これは本当にありがたかったです。


立体駐車場ができた場所は2年ほど前まで駐輪場でした。駐車場建設開始に伴い東側に新しい駐輪場とその周辺道路の整備が行われました。


この頃にはみゆき口駅前広場の整備も本格的に始まりましたが、これは現在進行形で行われていることなので今後まとめてお伝えしようと思っています。


こうして無事オープンした「周南市徳山駅前賑わい交流施設」は、連日あらゆる世代の人々が訪れて賑わいを見せています。

この駅ビルを起爆剤として、寂れつつある駅周辺・街全体が発展していくことを一市民として期待しています。


ご覧いただきありがとうございました。