EQ通信 Vol,3
人の気持ちを おもんぱかる。
そんなことは とうの昔からあった心情。
でも、それで疲れてしまっている江戸時代の人も明治時代の人もいたはずです。
平成には他人と自分の双方が納得のいく着地点を学ぶことが学問として用意される時代になりました。
昔から当たり前にあったものを概念化して整理して、それを意図的に発揮できるように訓練をしていくれる何でも便利な会社があるようです。
ちなみに1906年(明治39年)執筆の小説「草枕」にもあるように 知に働けば角が立つ 情に掉させば流される 意地を通せば窮屈だ とかくに人の世は住みにくい という一文があるように、昔から人の感情と思考のやりとりには葛藤が垣間見えるということなのでしょう。
皆さんは うつ病の歴史 をご存知でしょうか?
人口が急増する背景としては名称の変更や名称の統合、また医療業界の闇、診断基準の問題点など多々指摘すべき項目が挙げられますが、それ以上に、精神衛生上宜しくない環境(ストレス社会)とは「たちまち」と呼ぶが相応しい一人一人のメンタルヘルス指数が重要で、99%の人が元気な社会で1%の方が2%・・・3%というように増加するイメージではなく、今までに10%ほどいたお疲れの方たちが名称の変更や統合で「うつ」と診断されるようになる方が2000年以降に増え、そのように一時的にパワーダウンしている方が作り出す社会の中にいると、どうしてもお疲れの方から順番に心の風邪をもらってしまう傾向が強まるという関係があるかと思います。
つまるところ「風土」が最も肝心であるということになります。
学校には校風が、そして組織にも組織風土があります。
言葉では語れない、目には見えないインビジブルファクターこそが、社会を作る風土なのです。
そんな風土に包まれながら生きている私たちは、当然いい風土の中に居ることが望ましいため、そうではない環境に身を置くことでお疲れの方から順番に心の風邪をひいてしまいます。
自分一人のメンタルの在り方ではなく、風土として捉え、空気を綺麗に保つことが大切です。
そのために必要な心のインフラがまさにEQなのではないでしょうか。
一人だけが理解していても、その方が成功者へ一歩近づくことはあっても組織風土は一向に良くなりません。
だから企業研修では個人面談用の検査「Leadership report」よりも「BBP」というチームで仲良く成果を掴み取る研修が人気となっているのです。
組織を構成する全員が love&peace を叫ばなければ何事もうまくいかないのです。
Volvoは2020年、スバルは2030年に自社製の車での事故をゼロにするという目標を掲げています。
シックスセカンズは2039年までに2000万人がEQを活用・発揮する社会を目指すと掲げています。
さて、皆さんはどんな行動計画を立てますか?