先ずは一週間。

こちらに来て一週間経った、色々こちらのことをアップデートしながら動いている、これくらいの時間が経つと、ロンドンにいる実感が湧いてくる。ロンドンヴァージョンの「自分」が蘇ってもくる。英語も少しずつ感覚が戻ってくる、まぁまだ下手くそだけど。

今日は仕入れというより友人に会いに南部の田舎に行った、ロンドンから電車で一時間のお金持ちが住む街に。奥さんが日本人で旦那さんがイギリス人の御夫婦。三人でタパス料理を食べながら日本語と英語のミックスで盛り上がっていたらウエイトレスの可愛い女の子がテーブルに来て、日本人ですか、と英語で訊かれた、二人とも、Yes、と言うと、私日本に住んでました、名古屋の高校に留学してて、と言うと、日本語で恥ずかしそうに話しだす、英語訛りのない可愛い喋り方で、日本の古着が好きで、日本の食べ物、ファッション、文化が好きで、今でも時々古着を買いに行きます、と言う、僕が、毎年行ってるの、と訊くと恥ずかしそうに、貯金しないといけないですね、と可愛い日本語で答える。時代は変わったんだな、と思う、今のイギリスの若い子はこんな感じで日本の古着とかファッションに憧れて日本通いをしている、僕がイギリスに来るようになって長い時間が経つがこんなに日本のイメージが良いのもここまでくると驚きの域だ、一部の(恐らくミドルクラスの)イギリス人にとって今や「憧れの国」と言ってもいいかもしれない。こんな時代がやってくるとは。この五年くらいで急に変わった感じだ。日本の食べ物、(外国人に対する)親切さ、サービスの質、清潔度、治安の良さ、洗練された文化、などを思うと確かに世界的に見ても稀だと思う。千円以下の飲食店に入って日本みたいに細やかに気を遣ってくれる国も珍しい、イギリスでチープなところに行くと接客もそれなりにチープなわけで日本みたいなことにはならない。

これで円がもっと強くなってくれれば言うことはないのだが、兎に角円安はキツイ！