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走った距離は裏切らない、静岡マラソン後編

2019.03.02 23:40

昨日はちょっと不安でしたが、M-shitaさんから無事「後編」が送られてきました。あ~、よかった~。昨日の中間点までの投稿の続きが気になって気になって、東京マラソンに出てる会員やら、応援に行ってる会員やら心ここにあらずじゃ困りますからね(^^)


と、言ってるうちに、東京マラソンのスタートまでもうあと30分!出場するみなさん、応援部隊のみなさん、あいにくのあめにはなってしまいましたが、この大イベントを楽しんできてください!


ということで、魂の走りを見せたM-shitaさんの静岡マラソン後半戦、心震えるゴールまでとくとお読みくださいませ!ぼく、まじ、ゴール写真に、超、感動しました。




...そして、いよいよ勝負の久能街道へ。事前のレースプランではここからネガティヴスプリットでペースを上げていくことを作戦としていたが、今回の久能は逆風で非常に風を感じた。風除けとなるランナーを探すもなかなか自分のペースに合うランナーが見つからず単独走で風をきることとなり体力を消耗する展開となった。当然ながら同じ力量ではペースが落ちるため、身体を前傾にして足を使って走る。徐々にペースも4'10〜4'15の間に落ちながらも辛うじてサブ3ペースは確保していた。

苦しい展開の中、静岡走ろうののぼり旗を持ったI東夫妻が見えてきた。毎年150号線あたりで声援を送ってくれる心強い応援団だ。ここでもハイタッチで元気をもらい、粘りの走りで30キロ地点を目指した。この頃になると前半突っ込んだであろうランナーたちが次々とペースダウンし、そのランナーを拾うことがある意味自分のモチベーションになっていた。

30キロ地点を通過し、某会で最近よく会うサブ3を目指しているラン友が声をかけてきた。彼女は先日の大阪国際女子マラソンにも出場し、前半のオーバーペースが祟り、惜しくもサブ3を逃していた。顔を見るとまだ余裕があり、しばらく並走することとなった。


だが、しかし!


このタイミングで補給を予定していたサプリメントを取るためポケットを探ったところ誤ってコース上に落としてしまった。そのまま置き去りも考えたけれども、前回の初サブ3の時も同じタイミングで摂取し調子が良かったため、足を止め取りに行くことにした。しかしこの一瞬で彼女との差は開き、背中が小さくなるばかりであった。

(編集注:お~、マグオン・ピンクグレープフルーツ味!そして、速い人はやっぱりVESPA!)


その後何とか自分のペースは確保し、36キロ地点のT屋隊長率いる大エイドステーションに差し掛かった。大事な場面であったため、ゆっくりエイドを楽しむ余裕はなかったが、仮装での応援でこちらも楽しい気持ちになり、精神面での支えになったことは間違いはない。

(編集注:ちなみに中央のT屋隊長、本日、このコスチュームで東京マラソン走りま~す!)


レースも終盤で清水区内に入り、苦しいながらもガーミンは4'17あたりでラップを刻んでいた。残り5キロを切り、前半の貯金、自分の残りの体力から考え自己ベストの更新を確信した。最終コーナーを曲がり、サンバ隊の大きな演奏に最後の力が湧いてくる。公式時計が見えてきた。時間は2時間57分を指している。57分台では飛び込めそうだ。そして一気にゴールを切り、ガッツポーズと共に天を仰いだ。

グロスタイム2:57:45、昨年比1'44の更新となった。ゴール後年甲斐もなく「よっしゃおらー」と吠え、私の静岡マラソンは終わった。


ー完ー




かっこよすぎですよ、M-shitaさん。2:57:45の「よっしゃおらー」の写真に、まじ、ウルトラ、100億光年、心が震えました、もはや格闘技ですね。しかも、残り5キロ地点で冷静にベスト更新を確信できるなんて。う~む、言ってみたいな「よっしゃおらー」。でも、パワージェル落としちゃって、取りに戻るうっかり八兵衛的M-shitaさんも大好きです(^^) え~と、なんでしたっけ、野辺山でシューズ交換してチップつけ忘れるとか、富士山登って途中でスマホ置いてきちゃうとか…。おっと、それは言わない約束でした、さ~せん。


記録って、破られると続々と次の記録が生まれるもの。人類で100mを10秒切るアスリートが出れば、どんどん10秒切れるアスリートが生まれるように、M-shitaさんが扉を開いたサブスリーを、静岡走ろう会のエースたちが次のレースで続くことを祈願して、一本締めで締めたいと思います。よ~、パパパン、パパパン、パパパン、パン👏👏👏