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アンティーク フェルメール

本のこと。

2025.11.30 07:15

ロンドンの地下鉄で本を読む人が前より幾分減った気もするが、それでも自分の周りに二人くらい本に没頭してる人がいたりする、女性のほうが多いように思う。ノッティングヒルのマンガとかマニアックな本を売っている本屋に行くと若者で一杯だ、僕も昨日ノッティングヒルの駅の近くにある古本屋に行き風変わりな本を一冊買った。こういう空間にいて古本に囲まれているときが一番落ち着く、アンティークだとどうしても仕事になってしまうので古本屋にいるほうがリラックス出来る、それに僕は本が大好きなのだ。古本屋の奥にある暗い小部屋で本の重みで撓(たわ)んだ書棚から掠れた背表紙に手を伸ばしているときのあの何とも言えない時間が好きだ。

今日はこちらに来て初めて休む、身体を休めようと思う、カフェくらいは行くかも知れないが未だ先は長いのでここらで一休み。仕入れのほうは悪くはない、欲張らないことが重要、別に今日仕入れを終えて帰ったとしても死ぬわけじゃないし、残りの日々もマイペースで仕入れるつもりだ。今回は外食も余りしていない、節約している、何故かというとコストを落とせばその分ロンドンに長く滞在出来てゆっくり仕入れも出来るから、こちらのアンティークディーラーと互角に渡り合うには自分も沢山のアンティークに触れることが不可欠だ。その為には時間がいるし、アンティークに関係の無い経験や知識を積み重ねていくことも重要だ。とはいえ、たまには美味しいところに行くのも大切。数日前にルイスで行ったイタリアンカフェで食べたアマレットとコーヒーが忘れられない(写真は下)。コーヒーもロンドンによくあるような、濃くて強くてガツンとくるような味ではなく、酸味のあるサラッとした軽い味、そしてこのアマレット、素晴らしかった、味といい食感といい、日本で食べた全てのスイーツが吹き飛ぶくらいの美味しさ、実はこれを食べにだけもう一度行こうかと思ってるくらいなのだ。僕は日頃そんなことは思わないけれど、このアマレットとコーヒーには心奪われてしまったのだ。ハーッ、、、。