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【流 通】川崎汽船 自動車船における車両火災を想定した消火実験を実施

2025.12.01 00:40

川崎汽船はカシワテック技術センター消火試験棟で、廃車(ガソリン車)を燃焼させた消火実験を実施した。この実験は自動車船の艙内で火災が発生した事態を想定したもので、車両火災発生時における消火方法の確認および新たな消火戦術の確立を目的としている。

実験当日は総勢25名が参加し、本船で使用されている既存の消火ノズルに加え、より放水性能に優れた新型消火ノズルによる放水消火を実施した。また海上災害防止センター協力のもと、車体内部の燃焼に対して放水冷却が可能な特殊な形状のノズルを使用した消火方法の実演も行われた。

実際に車両を燃焼させた消火実験は、川崎汽船にとって初めての試みだったが、実車が燃焼する様子を目の当たりにすることで、車両火災の進行スピードや有効な消火戦術について実体験する貴重な機会となった。今後は電気自動車を含む多様な車両火災への対応力強化に向けた検証も視野に入れる。

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