セクストーション加害者による拡散事例と最新の手口
近年、SNSを利用したセクストーション(性的脅迫)被害が急増しています。
加害者が100%拡散するわけではありませんが、複数の方法で拡散を試みる のが特徴です。
本記事では、実際の事例とともに、
加害者が実際に使う拡散方法 をわかりやすく紹介します。
加害者が行う代表的な拡散方法
最近はSNSの仕様変更もあり、
加害者側も新たな方法で拡散・脅迫を行うケースが増えています。
特にInstagramでは、
フォロー承認前のDM閲覧が難しくなったため、
“偽アカウントを使った拡散” が急増しています。
▼ 典型的な流れ
1. 加害者が被害者の写真・動画を使って新しいInstagramアカウントを作成
2. そのアカウントに性的画像・映像を投稿
3. 被害者のフォロワーに次々とフォロー申請
4. フォロワーが「誰だろう?」とプロフィールを開くと、
被害者の画像が投稿されている
この“偽アカウント拡散”は、
被害者本人が気付く前にフォロワーへ届く可能性がある ため非常に危険です。
拡散の順番:加害者が狙う対象は?
加害者は、金銭を得る目的で、一度にすべての知人へ拡散するのではなく、
「第1次 → 第2次 → 第3次」と段階的に脅迫を行います。
▼ 第1段階で狙われやすい相手
家族(母・父・兄弟)
恋人
親しい友人(特に異性)
投稿に絵文字(♡など)でリアクションをしている友人
Instagramで頻繁にやり取りしている相手
次に、
職場関係(部長・同僚)
学校関係(教授・ゼミ仲間)
など “社会的つながりが深い相手” が対象となります。
DMを使った拡散
加害者が動画のULRリンクを直接DMで送りつけたり、
YouTube・外部サイトにアップロードしたURLリンクを送付してくるケースも確認されています。
■ 被害直後にやるべきこと
1. 証拠の確保
脅迫メッセージ、動画、口座情報、チャット履歴などをスクショで保存。
2. 端末・アプリの安全確認
不審なアプリは削除せず、証拠として保管。
スマホ・PCのセキュリティ点検を必ず実施。
3. アカウント保護
Instagram・LINE・各種SNSのパスワード変更と二段階認証の設定。
4. 警察・機関への通報
都道府県警察への相談。
(犯人が海外にいる場合対応が困難な場合があります。)
5. 専門家への相談
拡散防止・削除依頼・法的助言など、
専門企業と連携することで被害を最小限に抑えることができます。
インスタ脅迫を防ぐためのポイント
・ 知らない相手とのビデオ通話・写真交換をしない
・ 不明なアプリやURLを開かない
・ 住所・職場・家族情報などの公開を最小限にする
・ 二段階認証の設定を必ず行う
・ SNSのセキュリティ設定を定期的に点検する
まとめ
セクストーションは“1人で解決するのが難しい犯罪”
セクストーションは、心理的な不安だけではなく、
家族・職場・友人へ拡散される深刻なリスク があります。
「恥ずかしいから相談できない…」
「自分で何とかなるかもしれない…」
そう思っている間に、拡散が進んでしまうケースが多くあります。
少しでも不安があれば、必ず専門家と連携し、安全に対処してください。
公式サイト: https://www.protectors.co.jp/