シリコン製おたまが手放せない!元コックが本音でレビュー
私は働き始めた頃は、イタリア料理のコックをやっていたので、家でもしょっちゅうパスタ料理を作ったりしています。だからこそ、日々の料理で使う「道具の使いやすさ」にはけっこうこだわりがある方、昔は調理器具屋さんをやりたいと思っていたほどなんです。
そんな私が、最近とくに「これは本当に買ってよかった」と感じているのが、"DAISOのシリコーンミニ調理スプーン(200円)"。これは本当におススメです。
シリコン製の調理器具が増えたのは、ここ数年のこと。
耐熱性が高くて、鍋やフライパンを傷つけない!そんなメリットに惹かれて、気づけば我が家のキッチンにも少しずつシリコン製アイテムが増えています。
実際にこの"シリコンの調理スプーン"を使いはじめてから、思っていた以上に違いを感じて驚いています。
まず、一番は鍋底にフィットする柔らかさ。
普通のおたまだと、最後のひとすくいがどうしても取りきれずに残ることがあるが、このシリコン素材はしなやかなので、フライパンや鍋の淵や底にぴったり沿ってくれる。トマトソースやカレーのようなとろみ系の料理はもちろん、味噌汁の具まで、ほとんど残さずすくい切れるので地味にストレス軽減。
もうひとつ気に入っているのが、調理中の「静かさ」。
金属のおたまだと、鍋に当たるたびに「カンッカンッ」と音がして、それがこのスプーンなら、鍋の上で動かしても静かで、なんだか料理がうまくなった気すらする。
さらに、最近のシリコン調理スプーンはデザイン性も高い。
裏にスタンドが付いているから調理台に直置きできる。さらに色も形もシンプルでなんか生活感が出にくいのがポイント。耐熱温度も高いので、熱々のスープをすくっても変形しないし、汚れがこびりつきにくいので、洗い物も楽チン。
マイナス面を言うと耐久性の低さ。
逆向きに力を入れるとポキッと折れてしまうので、要注意が必要です。
それでもこれだけ充分な機能が備わっていて、なんと税抜き200円!
我が家ももう同じ物を何回も買っていますが、安すぎて言葉が見つからないほどです。
使い勝手と見た目のバランスが良いせいか、気づけば"メインのおたま"の座を完全に奪ってしまい、ステンレスのおたまは引き出しに入ったままで出番なし。
まるで先住の国産車を追いやってしまったクラシックミニのような感じです(笑
「"おたま"を変えただけでそんなに?」と思うかもしれませんが、毎日使う道具こそ、使いやすさがそのまま快適さにつながるもの。
小さな道具のアップデートも調理のストレスを減らしてくれるものなんですね。