トマト缶とニンニクでできる簡単パスタソース
私が昔イタリア料理のコックをやっていたことは、先日のブログで書きましたが。今日は、30分でできる簡単トマトソースをご紹介したいと思います。
とにかく私は今でも家でよくパスタを作ります。
どんなに時でも「パパッと作れて美味しいパスタソース」のレシピはいくつもあり、その中でも特に出番が多いのがトマト缶とニンニク、そして調味料だけで作れるシンプルなトマトソースなんです。
材料が少ないのに味が決まるので、料理が得意じゃない人にもぜひ試してと思います。
今日は、4人前のレシピを...
使うのは、カットでもホールでも構わないのでトマト缶を1缶。そしてニンニクと赤唐辛子をひとかけ。あとは乾燥のパセリとオレガノ、そしてバジル。これは量が多いほどプロの味に近づくので気にせず入れましょう。
それと最後らへんで小さじ一杯程度の塩・胡椒。
ポイントは「少ない材料で、最大限の香りと旨みを引き出す」ことにあります。
まずフライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクと赤唐辛子をじっくり温める。この"じっくり"が大切。ニンニクがきつね色になって香りが立ってきたら、トマト缶の中身をそのまま投入します。ジュワッと音がして、キッチンに一気に地中海の香りが広がる瞬間は何度やっても心地いい。缶にこびりついたトマトは水を5分の1ほど入れてこそぎ落し、それもフライパンに入れます。
そしてここで乾燥のパセリとオレガノ、そしてバジルを入れ、トマトを潰しながら煮詰めます。半分程度まで煮詰まったら塩・胡椒で味を整えておきます。
パスタは水1リットルに対して塩10g(小さじ2弱)の割合で、先に鍋の水をトマトソースにおたま3杯ほどとっておきます。
パスタにまだ芯がしっかり残っている6分程度まで火が通るとザルに上げ水気を切りソースと合体。ここでパスタがアルデンテになるまで湯がきます。
最後にお皿に盛り付け、パルメザンチーズを大目に振りかけると立派なレストラン風パスタの出来上がり。
このシンプルなトマトソースは少ない材料でも味が決まるし、何より失敗しない。玉ねぎ・人参・セロリを使った本格的なトマトソースは手間がかかって面倒くさいですが、このレシピならトマト缶と乾燥パジル。ニンニクさえあればなんとかなるし、超簡単。
忙しい日や、冷蔵庫がほぼ空っぽの日の救世主みたいな存在です。
ぜひ一度、気楽に作ってみてください