冬は血圧が高くなる時期です。ヒートショックにご注意を。

寒さが厳しくなり、連日、特に中高年で血圧が高い方が続きます。冬になると、夏は正常でも血圧が生理的に高くなりやすくなります。それに伴い、特に中高年では、不安が高まる方もおられます。

高血圧性脳症などは、不調時に必ずしも頭部MRIを撮り異状を確認しない限り診断は容易ではありません。家庭で測定した血圧が2回以上135/85ｍｍHg以上が出る場合、内科受診をまず検討して精神症状が出ないようにしましょう。

血圧計をお持ちではない方や腕時計型血圧計しかお持ちでない方は、電気屋さんや漢方ショップなどで無料測定をお試しください。当院でも内科、心療内科で生活習慣病の指導もしており血圧測定もできます。内科診療初診枠は要相談ですが、内科予約がとれず当院予約枠があいていれば対応します。

また、11-3月の冬期は、ヒートショックが１月をピークとして増えます。

トイレや浴室などとお部屋との温度差で血圧変化が激しくなるため、脳卒中や心筋梗塞などが起き、浴室での溺死などが増えます。特に、お酒を飲んだ後に突然死が起きやすくなるようです。忘年会シーズンですので、ご注意ください。

高血圧だけでも恐ろしい面があり、何も症状が出ず、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全、大動脈解離などが起きたり、認知症のリスクファクターでもあったりするので、職場や行政の健康診断で指摘された高血圧傾向を放置されている方は、冬季はご注意ください。

さらに、冬季うつ病もあり、背景に甲状腺機能低下症などが隠れていることも時にあるため、平熱が低い（35度台や約36度程度など）、浮腫、理由ない体重増加、脈拍が遅い、便秘がちなどの症状にうつが伴う場合、健診にない甲状腺機能を調べてみる必要があるため、当院で採血も行っております。

＊不眠やうつや不安などメンタル不調や上記症状がある方は保険適応ですが、健診についていなかったから調べてみたい場合には追加の健診のような位置づけで自費になります。詳細は、お問い合わせください。

こころとからだ相談クリニック

文京区千駄木２－３－１８－１０１

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午後を中心に開けている働く方を応援する夜型診療所。オンライン診療可（内科・メンタル）。