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混声合唱団若草へようこそ

台湾公演行ってきました

2025.12.05 06:03

厳密には若草行事ではありませんが、団員31名中23名が参加する

ので、若草行事に準じると言ってもよいでしょう。


仙台発着なので、台湾は身近な外国です。

台北市と台南市の2か所で、それぞれ二つの合唱団と交流公演及び

交流会を行い、熱烈大歓迎を受けました。


そもそも何で台湾?

ってことですが、あの東日本大震災の折に、世界中からたくさんの支援が届きました。

その半分は台湾からだったそうで、しかも何らかの機関を通すのではなく、

直接台湾から人がやって来て、避難所で手渡ししたのだとか。

道路も寸断され、新幹線ももちろん通っていない時期にです。


その温かい思いに応えるべく、15年目にしてやっと、今回、恩返しの思いを持って

台湾に渡ったわけです。

台湾には日本が統治した時代を記憶している年配の方も多く、懐かしい日本の歌を

涙ながらに聞いている人もおり、こちらも胸が詰まりながら歌ったものです。


交流会では一緒に雀踊りなどを踊り、言葉が通じないながらも、身振り手振りで、時にはアプリを使いつつ、なんだか分からないけれども大笑いをしたり・・・

「歌」という共通アイテムさえあれば、それで十分なのだということを改めて認識した次第。


台南では大学生の合唱団とも一緒でした。

世の中は、政治的には不穏な動きもあるけれども、こうした若い人たちが、日本人のシニア合唱団と歌って踊って笑いあったという記憶をぜひ忘れずに、これからの時代の日台の橋渡しと

なって貰えること、切に望みます。