ZERO1旗揚げ18周年で小幡が退団も、火野が電撃入団!
3月3日 ZERO1 「ZERO1旗揚げ18周年記念大会」後楽園ホール 758人
<第1試合 30分1本勝負>
○ヤス久保田 ヒデ久保田 鈴木慎吾(11分5秒 エビ固め)宮本裕向 スーパー・タイガー ×北村彰基
※ヤ・スワントーンボム
<第2試合 30分1本勝負>
○岩崎永遠 鈴木裕太(11分56秒 バックドロップホールド)×横山佳和 将軍岡本
<第3試合 30分1勝負>
日高郁人 ○阿部史典(16分11秒 横入り式エビ固め)×SUGI 高岩竜一
<第4試合 30分1本勝負>
○菅原拓也(16分27秒 片エビ固め)×クリス・ヴァイス
※スターダストプレス
<第5試合 30分1本勝負>
○佐藤耕平(14分7秒 タイガースープレックスホールド)×大谷晋二郎
<第6試合 30分1本勝負>
○火野裕士(18分28秒 体固め)×田中将斗
※FukingBOMB
ZERO1旗揚げ18周年記念大会が開催されたが、休憩明けには昨年6月3日の札幌ススキノ大会での試合中でコーナーに昇った際に熱中症で意識を失い、場外へ落ちた際に首を骨折、長期欠場していた小幡優作が登場するが、「日常生活は問題無いがプロレスは厳しい。正直復帰したいという気持ちも無くて。プロレスを無期限で休業しZERO1を退団することになりました」と無期限休業とZERO1からの退団を発表、三又又三GMも送り出す姿勢を示し、小幡も復帰する時はZERO1のリングで復帰することを約束した。
小幡は生え抜きではなく途中入団組なれど、ZERO1の次世代を背負う人材だったが、欠場前は壁にぶつかっており、その矢先で負傷欠場となっていた。休業&退団理由はプロレスを続けられる状態ではないからだろうが、ここにきての退団はZERO1にとっても痛いところだ。
メインは田中が火野と対戦、大会前には旧VM田中派の新ユニット名は「リベンジャーズ」と発表された。田中が腕攻めでリードを奪うが、火野は構わず逆水平を放って反撃、ラリアット合戦から田中がダイヤモンドダスト、雪崩式ブレーンバスター、スライディングラリアットと攻め込んでいくが、火野も串刺しラリアットで反撃して筋肉スプラッシュで圧殺してFukingBOMBを狙う。
しかし背後に不時着した田中が丸め込んでからのスライディングDから側頭部へスライディングDも、火野はノーガードで受けきり最後はアームパンチの連打、ラリアットからFukingBOMBで3カウントを奪い勝利を収めた。
試合後にはSNSで重大予告をしていた火野がZERO1に入団することを発表、最後は小幡も揃って火野が「3・2・1ゼロワン!」で締めくくった。
K-DOJOを去ってからの火野はZERO1だけでなくWRESTLE-1や全日本プロレス、NOAHとフリーとして活躍していることから、ZERO1にとっても即戦力の入団は大きい、ただ気になるのはフーリガンズとして参戦していたNOAHとの関係はどうなるのか、NOAHは他団体との関係を一旦リセットし鎖国へと舵を切っていることから、ZERO1に所属となると、このままNOAHからも撤退なのか・・・
セミではZERO1生え抜き同士の大谷と耕平が対戦、大谷が久しぶりにコブラホールドを披露して耕平を絞めあげて追い詰める。大谷は袈裟斬りを乱打してからドラゴンスープレックス、金本浩二の技であるタイガースープレックスを狙うが、逃れた耕平が重たいエルボーを浴びせると頭突きからパイルドライバーで突き刺し、ナックルで抵抗する大谷を二段式ジャーマンからタイガースープレックスで3カウントを奪い勝利、試合後も大谷が「18周年記念、相手がオマエでよかったよ」と感謝の言葉を述べる。
だがバックステージでは大谷は「金本浩二バカ野郎ですよ」と発言しつつも、「金本浩二を何も知らない人には、ありもしないことを言ってほしくない」と一連の報道に対して苦言を呈した。
自分も先日に金本をことを怒る記事を書いたが、自分は金本浩二というレスラーの試合を見てきたからこそ書いた。元新日本プロレスのリングアナである田中ケロ氏もTwitter上で
と苦言を呈していたが、金本浩二というレスラーを見て書いたのかと思う。話はそれるかもしれなが森嶋猛に伊賀プロレス大賞の管理人特別賞として「殴ってやりたい賞」としたが、森嶋を殴ってやりたい気持ちは変わらないけど、それは長年に渡って森嶋の試合を見てきたからであり、裏切られた気持ちが今でも残っている。最近になってわかったことは裏切られていない人間はいるか、裏切りもまた人生であり、裏切らざる得ない理由は必ずあり、自分はそう思うようにしている。金本にはまたガッカリさせられたが、大谷や田中ケロ氏のように裏切られても、自分に向き合ってくれる人間がいる限りは、金本は再浮上してくる。ただもうこんなトラブルだけはゴメンだよと言いたい。
第4試合では菅原がヴァイスをスターダストプレスで勝利を収め、関本大介が保持しているBJW世界ストロング&世界ヘビー級王座挑戦を表明した。これまでジュニア戦線が主だった菅原だったが、ヘビー級戦線に乗り込んできた。
第3試合では2月16日の超花火川崎大会で現れた青SUGIが現れ、SUGIが気を取られてしまい、その間に阿部が高岩を丸め込んで勝利を収めた。
ZERO1も今年で18周年を迎え、即戦力の火野が入団したことは大きいが、大谷と田中、耕平に次ぐ選手が不在の状態は解消されたわけでない、岩崎や北村は頑張っているが、大谷らとどれだけ差を埋められるか、ZERO1の悪戦苦闘はまだまだ続く。