吠えろ!!アライグマ!!!!#1
皆久しぶりだな、俺だ。
今回このコーナー記事を初めて読む人向けに軽く説明すると、このコーナーは山から人里に下りてきた俺が勝手にMTG(マジック:ザ・ギャザリング)について勝手に語るコーナーだ。
なにぶん初心者なので、ベテランの奴らから見たら小さな存在かもしれないが見守ってくれると嬉しい。俺に対するツッコミに関しては過去の記事「吠えろ!!アライグマ!!!!#0」にて回答しているので、この記事と併せて読んでくれ。
前置きが少々長くなったが、今回この記事で取り上げる内容はこれだ!!
「MTGどうやったら効率よく紙媒体のカードを集められる?」
最近MTGは非常に初心者が増えている。それは何故かというのを分からない人向けに軽く説明したいと思う。
下の画像はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が出しているMTGをDCG(デジタルカードゲーム)にして出しているゲームの広告画像だ。名前はマジック・ザ・ギャザリングアリーナ(以下 MTGA)という。
MTGAがリリースされた直後の数ヶ月は外国語にしか対応しておらず、紙媒体のMTGを普段プレイしている人でさえも敬遠しがちだったのだが、今年の2月中旬に日本語対応することとなり、様々な層がこぞってプレイするようになり話題となった。
つまり初心者が増えた理由を単刀直入に言うと、MTGAの普及によって
紙媒体でも触ってみたいという人が沢山増えたのだ。
もしMTGAをプレイしたことない人がいるなら、基本プレイは無料なので興味のある奴は一度遊んでみてはいかがだろうか?
話が若干反れたが、今紙媒体で始めようとしている初心者が直面している問題それが…
今回この記事で取り上げる「どうやったらMTGのカードを効率よく集められる?」という疑問だ。正直効率よくと言っても人によってプレイしていく環境やスタイルがそれぞれ違う訳だから、どの手法が効率が良いと感じるのも千差万別。だからツイッターを通じてこのブログの運営主を通じて質問をしてみた。
その質問の内容がこれだ↓
このような質問をすることで、現役のMTGプレイヤーがどのようにカードを集めていったかを知ることができ、共通点も見えてくる。その共通点こそが効率の良さに結びつくんじゃないかと思ったんだ。ここで挙げられていた質問の回答を大まかに分類したら、案の定共通点が見えてきた。分類すると以下の通りになった。
①シングル販売で一気に集める
②パックを買ってシールドやドラフトをしながら集める
③チャレンジャーデッキやプレインズウォーカーデッキなどの構築済みデッキを買った後にパック等で資産を拡張していく
ざっとこんな感じだな。次にどのような人に向けて効率が良いかというのも添えて各手法について触れていきたいと思う。
①シングル販売で一気に集める
これは質問の回答の中でも圧倒的に多かった意見だった。これを見るとMTGをやっているプレイヤーは社会人が多く、皆ある程度趣味に割けるお金が多いから多くなるのではないかという風に感じる人も居るかもしれないが、実はそういう訳でもない。
主な理由としてはMTGのパックの構成だ。実はMTGというゲームは他の国産TCGとは異なり、新弾の発売周期期間が3か月前後と長いのだが、1弾毎に出る種類数が非常に多い。(国産TCGは約100種類前後に対し、MTGは約250種類)
その種類の多さからMTGの各弾で出るレア以上のカードの収録枚数も多くなっている。つまり組みたいと思ったデッキをパックから出たカードのみ構成していくとなると、非常に多くのコストが掛かってしまうのだ。
幸い、今TCGの専門店ではシングルカード販売という手法で決まったカードをピンポイントに買うシステムが出来ているおかげで、デッキを構築する手間をかなり軽減できる。またデッキをMTGA上で構築していき、実際の紙媒体のカードを集めるのも可能なので、余分なカードを集めなくても済むようになってるしな。(人間界は本当に便利だな)
だから、ほとんどのプレイヤーがシングルでカードを集めている訳だな。
ただ俺もそうだが、初心者は何を参考にデッキを組めばいいか分からない人も少なくなく、とりあえず安価で作りたいという気持ちもあるだろう。その場合はまず大会で好成績を残したプレイヤーのレシピを掲載しているTCGショップのサイトを見たり、SNS上で安価デッキを紹介してくれている人のデッキを参考にするといいかもしれない。大会で結果を残しているデッキ中には完成度も高いことから無駄なカードがあまり入っておらず、同時に安価な物も少なくない。また、MTGAの普及によってMTGのデッキを紹介してくれているサイトや人も増えてきているので、自分が見やすいと思ったサイトを探して参考にするのもいいかもしれない。
結論:紙媒体で既にプレイしたいデッキがある程度固まっている人や安価な金銭コストで狙ったデッキが作りたいという人にオススメな手法。
②パックを買ってシールドやドラフトをしながら集める
これは周りに一緒にやってくれる友達が居たという人が多く選択した意見だった。
念のためにこのブログを見てくれている人は初心者の人のためにシールドやドラフトとは何ぞやというのを軽く説明しておきたい。
※MTGには遊ぶためのフォーマットというのがいくつか存在するが、このシールドとドラフトというのは主にリミテッドと呼ばれるフォーマットに属する。リミテッドの共通した遊び方としては未開封のパックをその場で空けて、その中身+任意の枚数の基本土地(場所にもよるが取扱い店舗は大体貸出しをやっている店が多い)でデッキを組んで戦う。シールドとドラフトの大まかな違いだが、シールドでは自分で空けたパックのカードのみを使用してデッキを組み、ドラフトではパックを開封した後に、その中から1枚とって残りのカード束は伏せたまま隣の人に回してを繰り返してカードを選んで取ってデッキを組む。
※知っている人は省略して読んでくれ
このシールドとドラフトは少金額で始めることができ、各プレイヤーのカード資産差を気にすることなく遊ぶことができるのが特徴だ。同時にパックの引きで勝率が左右されることも多いので、どんなプレイヤーと遊ぶ場合も近しい条件で遊べるので非常にスリリングなのだ。
なので、他のゲームをやっている友人などを誘って遊ぶのには非常に適した遊び方なのは勿論のこと、デッキを作るに際してどのようなカードがMTGというゲームにおいて強いのか等の考え方を養うこともできる。質問を回答をしていた人の中には友達同士でシールドを行う際にパックに加えて、TCG専門店に置いてある特価コーナーの中のカードを入れることもOKにして、デッキを構築するという遊びをする人も居た。カード資産バランスを平等にするのであれば楽しみ方は様々なので、コミュニティに合った遊び方で遊んでみてほしい。
結論:少ない投資額でゲームを楽しみたい人やカードの強弱を見極める目を養いながらプレイスキルを上げていきたい人、各ブースターの収録カード特徴を捉えて覚えたい(スタンダードフォーマットのカードを楽しみながら覚えたい)人にオススメな手法
③チャレンジャーデッキやプレインズウォーカーデッキなどの構築済みデッキを買った後にパック等で資産を拡張していく
この意見はとりあえず何からスタートしたらいいか取っ掛かりがイマイチ掴めなかった人や復帰したけどカード資産が無くて一気に大会に出られるデッキが欲しかった人が選択した意見だった。
MTGの販売元からは初心者がルールを覚えやすいようカードを選抜し、デッキとして販売しているプレインズウォーカーデッキと呼ばれる商品やMTGの初心者が公認大会に1つ持っていくだけで、スタンダードフォーマット(直近2年に発売されたカードのみ使用でき、MTGAのプレイ環境もこのフォーマット)で勝てるよう意図して商品設計されたチャレンジャーデッキと呼ばれる商品が販売されている。
プレインズウォーカーデッキはルールを覚えやすいように構成されているので複雑なカードテキストに悩まされることなくプレイすることができる。商品の構成上、簡単なテキスト構成のカードが多くなることから、デッキのスペックとしては実戦レベルには程遠いが、最近のプレインズウォーカーデッキは進化しており、実戦で使えるものもいくつか存在する時があるので、ルールをまず理解したい人にはお勧めだ。主にティーチングキャラバンでルールを覚えたての人には絶好な商品だ。
次に皆一番気になっているであろうチャレンジャーデッキは先ほど紹介した時にも触れたが、1つ買うだけでスタンダードフォーマットの大会を楽しめるよう意図した商品であることから、実戦レベルで強いカードが多数収録されたデッキだ。去年の春から販売され初めたもので、発売された当初業界は大きく揺れた。またスペックの高いデッキがいきなり手に入ることから多数の新規プレイヤーの獲得に成功している商品だ。
ただ同時に去年の10月にスタンダードフォーマットで使えていた一部のカードが直近2年を超過したため、スタンダードでは使用できなくなった。(これをスタン落ちと一般的に言う)その影響を受けて現在発売されているチャレンジャーデッキのカードはほとんど使用できない。夢のような商品であったが、当然期限設定もされていたのだ。収録内容は非常に強力なカードが収録されている為、モダンフォーマット以下の環境で使えるカードも少なくなく、いまだに販売しているショップがある。(だからけして売れ残りとかじゃないからな)
じゃあなんでお前紹介したんだよって文句言うやつがいるかもしれない。
だがしかし、安心して欲しい。今年の2019年4月12日にまた新たにチャレンジャーデッキが発売される。いきなりスタンダードフォーマットのイベントでストレスなく、スタートダッシュを決めたい奴はこの時期まで待って紙媒体のMTGを始めるのもありだな。デッキの内容はまだ公開されていないが、恐らく商品意図から収録されるカード内容は豪華なものになることが予想される。人気商品だから予約しておくのがいいだろう。
・プレインズウォーカーデッキ(サンプル)
・チャレンジャーデッキ(サンプル)
またあまり知られていないかもしれないが、熱心なTCG専門店ではショップ側でデッキを構築し、まとめて販売している所も多数ある。公式から販売されている上記2つの商品を買うのもありだが、ショップ側もこのようなサービスを行うことで新規プレイヤーの獲得に力を入れているので、知っておくとお得かもしれない。
話がやや反れたが、これらの構築済みデッキを皮切りにデッキを組んでいき、パックなどでカードを地道に集めていくという手法だ。この手法の利点としてはカードゲームの難しさの1つであるデッキを構成するという敷居をほとんど無くしてくれるため、ゲームの流れを理解することに注力することができる。同時に購入商品によってはいきなり大会で活躍できる構成になっているので、何の下準備も無く楽しく遊ぶことができるのだ。人間界では仕事が忙しい人も少なくないだろうから、忙しい人向けの開始手法だと言えるな。
結論:取り掛かりとなるカード資産を早急に集めたい人やより深いゲームルールを学びたいという人にオススメな手法
長くなったが、以上が既存プレイヤーがどのような手段で紙媒体のカードを集めていったかのまとめになる。どの手法にも長所は必ずあるので自分に合った収集方法で、紙媒体のカードを集めていって欲しい。最後にお前らに言っておくことがある…
集めるのもいいけど楽しく遊ぼうな!
ゲームだから結局楽しくないのは損だからな。
という訳で今回はここまでだ。ネタが少ないので、もし書いてほしい初心者記事があるなら、このブログの運営主に投げといてもらえば俺が好き勝手に書いていくぜ!またな!!