国宝
我が家に、8年前?にホームステイしていたソフィーが、また今年も日本に遊びに来ました。
一昨年は、お母さんと、去年は友達のケリーと、そして今年は家族全員で日本に来ました。
日本に来る前に、どこか観光で楽しめそうなところを紹介したいなとリサーチしていて、歌舞伎を観に行くのはどうかと、歌舞伎座の公演情報を見たら、12月は、松竹創業130年記念と言う事で4日から「大歌舞伎」と称した歌舞伎役者の大所が出演する公演があると分かりました。
ただ、ソフィーと家族は、11月末に日本(東京)に着いて、東京観光した後に12/2には京都に移動して京都・奈良観光をする予定という事で、残念ながら4日からの本物の「大歌舞伎」の公演は観れないので、他に何か日本の伝統文化を知る良い機会は無いかと探してみたところ、観客動員数が過去一の記録となっている映画の「国宝」が、英語の字幕版を新宿の映画館で放映しているのを見つけました。
で、よくよくウチの家族に確認したら、この「国宝」を観ていないのは自分だけだという事が分かり、先週、ソフィーの家族たちと会う直前に急遽、観て来ました。
巷で話題になっているのは知ってましたが、いや~、話題に違わず、主演の吉沢亮と助演の横浜流星の演技がすごかった。。マジで感動しました。もっと早く観に行けば良かったな、と。。
当然ながら、歌舞伎の演技は素晴らしい(スバラシ過ぎる)のだけど、それ以外に、吉沢亮演じる立花喜久雄(花井東一郎)が、花井家から追い出されて、ドサ回り先のホテルでの大衆演芸ショーとかに出て歌舞伎を演じた際に、その観客に馬鹿にされて逆上したが結局、殴り蹴られた後に呆然となるシーンや、人間国宝に認定された後にインタビューを受けた際に、隠し子だった娘が写真家になっていて、その娘に記事の写真を撮ってもらう際のやり取りなどのシーンが泣けて、ヤバかったです。。
と言うことで、一人で大感動して帰って来て、早速、ソフィー達家族が日本に着いて一緒に食事をした後に、「ぜひ『国宝』という映画を観てみて」とオススめしてみました。。
ただ残念ながら、上映と本人たちの予定が合わず観て貰えませんでしたが、「国宝」は年明けにアメリカでの上映が決まっているようで、「帰国したら、ぜひ観ます!」というリアクションを貰いました。。
要は、ソフィー家族に勧めようと思ったのが、自分が一番楽しんだ、という話になっちゃったけど、まぁ「国宝」という映画は、歌舞伎を全く知らない人達にとって、外国人か日本人かに限らず、歌舞伎がどういう伝統芸能なのかを知るには最高の機会になるということが分かりました。
吉沢亮は、あの演技が出来るのは改めてスゴイな。。。