第4章 宇宙人に選ばれる
1977年の最初の調査で、ベティが1967年以前にUFOと遭遇していた可能性を示す明確な手がかりがあった。
私たちは、1967年のアブダクションの際に、宇宙人の出身地の名前がベティに伝えられたと推測した。
しかし、彼女にそれを発音させようとしたが上手くいかなかったので、1人の調査員がベティにどこでその情報を得たのかを何気なく尋ねた。
それどころかベティは事も無げに、「私がそこにいた時」に言われたと答えた。
1967年のアブダクション体験には宇宙人の出身地へ行くことは含まれていなかったので、彼女の答えに私たちにかなり混乱した。
1967年以前にこの場所に連れて行かれたことがあるかと聞かれ、ベティは「はい!」と答えた。
催眠術師はベティにこの1967年以前のアブダクションを追体験させた。
しかし、ベティはこの時点に戻ったとたんに恐怖に襲われたので、催眠術医はこれ以上続けるのは賢明ではないと感じた。
アンドレアソン事件のいくつかの不可解な側面は、以前の体験が答えとなるだろう。
ベティは気付かないうちに、1967年の体験には含まれていない他のことも話していた。
1967年の催眠セッションの1つで、私はUFOの絵に関する彼女のメモについて質問した。「どういうわけか、下の部分が回転し、上の部分が止まったままでした。たまに、特に方向を変える時に、上の部分も動きました。」
レイモンド 実際にこのようなものを見たのは、あなたの体験のどの時点ですか?私の記憶では、あなたは物体が飛んでいるところを一度も見たことがありません。
ベティ いつ見たのか本当にわかりません、レイ。でも見たんです。
すでに述べたように、UFO接近遭遇を経験した多くの人々の人生には、心霊現象が関与しているようだ。
1977年の最初の調査で、ベティは1967年の遭遇以前にベッキーと一緒に経験したいくつかの心霊現象について話していた。それには、現れては消える幽霊のような人影に監視されるといったことも含まれていた。