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源法律研修所

海の便衣兵2

2025.12.08 01:17

 以前、海の便衣兵について述べた。

 南沙諸島周辺に、中国の漁船100隻超が集結し、「海上民兵」と呼ばれる海の便衣兵が、フィリピン沿岸警備隊と警戒活動を行ったフィリピン漁業水産資源局の航空機に対しフレア(火炎弾)を発射したそうだ。

 国際法を無視して、民間人を装った海の便衣兵を使って、フィリピンに軍事力を使わせないまま実効支配を既成事実化する、中国お得意の「グレーゾーン戦術」だ。

 いずれ尖閣諸島にも押し寄せるだろう。


 先日、中国の戦闘機が自衛隊の戦闘機にレーダーを照射した。その意図や誰の命令なのかは、不明だが、これまでの日本のように簡単に脅しに屈しないため、ワンランク脅しのレベルを上げたのだろう。

 米軍機に対しては、決してレーダー照射をせず、自衛隊機にはするのは、自衛隊機にレーダー照射をしても、撃墜されることがないと考えているからだ。つまり、なめられているわけだ。

 これについて、中国は、「訓練中、自衛隊機が繰り返し接近し妨害行為をした」といつものように嘘を言って、被害者コスプレで自己正当化している。

 自民党の小渕優子衆議院議員をはじめとする超党派の日中友好議員連盟が中国へ行くらしいが、何をしに行くのやら。。。

 中国とあらゆるレベルでパイプを持っておくことが大切だと言う人が多いが、国際法を守らず、平気で嘘を言い、力による覇権拡大を図る中国に対して、ペコペコとご意向をうかがいに行くのではなく、腹を括って毅然たる態度を取り、粛々と対抗できる力を蓄えることが抑止になることを知れ!