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俳句をユネスコ無形文化遺産に登録する運動

2025.12.08 07:37

Facebook川崎 果連さん投稿記事 【芭蕉と山頭火を超えるのは誰だ‼️】🤣

 本日(25日)は現代俳句協会・研修部が取り組む「火曜教室」。松田ひろむ先生はじめ13人が参加しました。句会形式で3句出し。計39句の大激戦です。

※果連の成績  ★湯豆腐の絶壁くずす平和かな 6点

ーなどで計8点(総合3位)でした。0点句はなし。ホッ。😅

 この句はなんと先生の特選をゲットしました。わたしだってやるときはやるのです。🤣

 ところで、昨日の『第50回現代俳句講座」では筑紫磐井さんが重大な報告をしました。

①長い時間をかけて取り組んできた「俳句をユネスコ無形文化遺産に登録する運動」について、国との折衝のなかで「俳句とは何か」を定義づける必要が発生し難航したが、「有季定型だけが俳句ではない」という結論に達した。

②世界が見ている日本を代表する俳人は芭蕉と山頭火である。

 まぁ、芭蕉にも無季の句はあるし、山頭火は無季の上に自由律だし、当然と言えば当然の結論でしょうか。

 かつて、「有季定型以外の俳句を学校の教科書に載せるな」と圧力をかけた人たちは悔しいでしょうね。🤣

 さぁ、そんなつまらない連中のことはともかく、現代の俳人が超えなければならないのはこの2人です。

 今日の句〈湯豆腐ー〉を見ていると、何かこう、有季定型のまま新しい地平を切り開こうとしているわたしの姿勢が光りますね。🤣

 芭蕉と山頭火を超える可能性は十分にあると思います。そう思うのはわたしの自由です。ふん❗️🤣 2025.11.25 果連


Facebook田中 幹夫さん投稿記事

五七五 余白に心 咲きにけり   俳人堀田季何さんとの対談でした。

俳句とはなかなかハードルの高いモノと決め込んでいましたが。堀田さん曰く。

子どもから大人までバリアフリーなもの。何もなくてもすぐ始められる。

俳句は世界的なコミュニケーションアイテムかもしれない。大器免成。

大人はもちろん、子どもたちも、認知症予防、心のケアなどでも活用されている。

さあ。すぐにでも始めてみましょう。俳句。

南砺市は俳句をユネスコ無形文化遺産にという取り組みにも参画しています。

井波には「翁塚」「黒髪庵」「芭蕉庵」などがある。そして連句大会を開催していた土地柄。

瑞泉寺第11代住職が浪化上人が芭蕉のお弟子さんという縁。また、木曽義仲のお墓の横に芭蕉のお墓もあるといういろいろなご縁もあります。

句会はコミュニケーション能力も高めます。  寒空に かんたんだよと 諭されて


FacebookHaiku Forum (Japan Haiku Association) 永田 満徳さん投稿記事

·2024年6月14日

ユネスコ無形文化遺産登録推進!〜 賛同します 〜

※「俳句の何を」、「俳句をどう」無形文化遺産に登録するのかについては議論の余地があります。※しかし、俳句の価値を国際的にアピールすることは大いに賛成です。

※些少ですが、ユネスコ無形文化遺産登録推協議会に寄附します。


https://itoen-shinhaiku.jp/haiku_unesco/ 【俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会に協力】より

伊藤園お~いお茶新俳句大賞は、俳句をユネスコ無形文化遺産に登録されることを推進する

「俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会」に協力していくことを決定いたしました。

今後、「俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会」を推進する国際俳句交流協会、日本伝統俳句協会、俳人協会、現代俳句協会などと連携し、ユネスコ無形文化遺産への登録を目指した様々な活動のサポートをしてまいります。

また、今回の協力表明について、「俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会」名誉顧問であり、

EU名誉大統領のヘルマン・ファンロンパイ氏よりメッセージをいただきました。

ヘルマン・ファンロンパイ氏 メッセージ

俳句活動への支援については、各文化団体からと同じように、経済界からも協力を得ることが大切です。

伊藤園が「お~いお茶新俳句大賞」を、この30年間続けてくださっていることは賞賛に値するものです。俳句を世界に広めるパイオニアとしての役割を充分に果たしていただいています。その伊藤園が、今回「俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会」へご協力いただけると聞き、顧問として大変うれしく思います。

俳句は日本で生まれたものですが、世界レベルで共有する文化遺産になると思っています。俳句は人々にとって生きる活力となり得るものです。俳句は、自然に耳を傾け、周りを注意深く見て、心豊かに生きることを教えてくれます。あくせくしたこの世の中において、自然との調和をはかり、自分を見出すことは大切なことなのです。俳句はまさに人類と自然の営みに貢献しています。

伊藤園の俳句活動へのご理解とご尽力に「俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会」を代表して感謝するとともに、益々のご発展を祈念して私のメッセージとさせていただきます。

俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会名誉顧問

EU名誉大統領

ヘルマン・ファンロンパイ


https://gendaihaiku.gr.jp/page-14565/ 【俳句のユネスコ登録の現状と現代俳句協会の立場】より                              後藤 章

 俳句のユネスコ無形文化遺産登録(以下、ユネスコ登録)推進運動は、運動当初からかなりの時間が経過し、状況が変化している。しかし会員へのこの間の報告が不足していたため推進運動に対して誤解が生まれている。ここで現状説明と協会の果たしてきた役割について報告させていただく。

一 全体の構図

 当初はユネスコ登録だけの運動であったが、現在はユネスコ登録の流れと文化庁の無形文化財登録への協力の流れがある。ユネスコ登録は2004年に「ユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約」を日本が締結して、06年発効したことに始まり、16年に俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会が発足し現在に至っている。一方文化庁の無形文化財登録制度は21年の文化財保護法改正により出来たもので、これは文化庁が調査を行って随時自己の権限で無形文化財の登録を行うものである。両者は直接的に関係は無いが、現在は文化庁の登録への協力を優先している。

二 運動の主体

 国際俳句協会(略称HIA)は主に文化庁の無形文化財登録に協力し、登録された際必要とされる保持団体となるべく行動している。一方、俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会はユネスコ登録を主体に動いている。両会は別個の業務を担当しているが俳句三協会及び関係自治体から出ている委員は共通である。

三 現在の状況

 現在は文化庁の無形文化財登録に俳句を含めた短詩形文学を登録する調査に協力しており、その中の生活文化部門に登録される方向性と認識している。この登録には俳句の文学としての定義付けは含まれず、多様な俳句の在り方と歴史が記述される模様である。これはユネスコ登録の運用基準にも示された考え方である。

四 「遺産」という言葉に関して

 ユネスコは条約名にあるように「無形文化遺産」という言葉を使用しているが、この言葉に対する反発が多い。これに対して国際俳句協会理事の立場で堀田季何は機関誌HI誌上で「遺産」は誤訳だとして『俳句のような文化財に対しては「heritage」を「伝承」と訳すべきではないだろうか』と述べている。

 加えて「遺産」が誤訳であるエビデンスを提示する。令和4年2月25日付文化審議会無形文化遺産部会決定「⑶各種一覧表作成にあたっての原則」である。ここにユネスコの条約の趣旨を踏まえて「人が体現する以上、無形文化遺産も時代や社会の変化に応じて変化するものとの認識に立っている。」と記してある。つまりユネスコ側も従来の有形物の遺産(遺跡)のイメージとは認識していないのである。この点からむしろ「伝承」が適訳であるといえる。

五 上記経過の中で現代俳句協会が果たしてきた役割

 ユネスコ登録推進運動の当初は、なぜか俳句の定義をしなくてはならないと考えられていて、(公社)俳人協会も(公社)日本伝統俳句協会も有季定型に限定しようとしていた。これに歴代の現代俳句協会長をはじめとして協会出身委員は頑固に抵抗してきた。もしこれまでに協会が運動から離脱していたら、ユネスコ登録が「俳句は有季定型の一行詩」となり、それが正義の御旗になり世界レベルで認められ、国内でも教科書等にそのような規定が書き込まれて、それに沿った教育がされかねない危険性があった。最近この運動から離脱せよとの意見が表明されたが、揺り戻しの危険性は少ないものの皆無とは言えず、現時点での離脱は賢明とはいえない。

六 今後の動き

 文化庁は、俳句や和歌等の無形文化財としての登録を検討するため、和歌、俳句、その他短詩形の「わざ」の伝承、文化的影響、それらの関係性に関する公募調査を決定し、24年8月入札審査を行った。四協会は、受託することになる(官公庁入札資格を持つ)リサーチ会社の調査に資料などの点で協力をしている。よって、現時点では、文化庁での登録が済むまで、ユネスコ登録推進の方は一切進んでいない。しかし来年の春には調査結果が出て、順調に進めば文化財登録に向かう予定である。その後ユネスコ登録の動きとなってゆく見通しである。

七 ユネスコ登録の狙い

 会員にご理解いただきたいのは、なぜユネスコに登録するかという点である。それは世界的認知度が上がるからである。俳句という詩形が持つ力は、文学・芸術的効果のほか、その教育的効果やSDGsや平和志向、また心理学の分野での効果など広く認められている。

 こうした啓蒙運動を広く世界に展開するには資金が必要である。企業等の補助金や援助にユネスコ登録は大きな効果を発揮する。

 最後に、世界的認知の点で付け加えておけば、今日俳句は海外でも書かれているが、それらはますます各国独自の発展へ向かっている。この文学形式が日本発祥である事実を登録によって確認しておくことは、俳句という詩形の正しい流布のためにも大いに有効であると考える。