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Yumi's Travel Diary

子宮動脈塞栓術(UAE)を受けました

2025.12.09 11:14

2025年11月末、子宮動脈塞栓術(UAE)を受け、入院していました。
手術から約2週間。

体調の波が大きく、落ち着いて文章にできるまで時間がかかったため、

このタイミングでまとめて記録を残しておきます。

同じ治療を検討している方にとって、参考の一つになれば幸いです。



治療に至るまでの経緯

私は長年、低用量ピルで対処しながら、子宮内膜症や子宮筋腫と付き合ってきました。

しかし、コロナ禍に子宮内膜増殖症を発症し、低用量ピルでは症状を抑えきれなくなりました。

「ジエノゲスト」や「ミレーナ」など、あらゆる治療を試しましたが、効果は現れず、副作用だけが続き、生活の質はどんどん下がっていきました。


筋腫は多発性で、子宮内外どちらにも存在しており、一般的な腹腔鏡手術が難しいと言われていました。

ジエノゲスト服用中にも筋腫はどんどん成長し、大きいものは10cmほどに。

筋腫で大きくなった子宮が膀胱を圧迫し、日常生活にも支障が出始めました。

子宮全摘も視野に入りつつ、まずはダメージの少ない方法で改善を試みるため、子宮動脈塞栓術(UAE)を受けることになりました。


子宮動脈塞栓術とは

子宮動脈塞栓術とは、子宮筋腫に血液を送っている動脈に小さな粒子を注入し、血流を遮断して、筋腫を壊死・縮小させる治療法です。造影剤で血管を映しながら行うため、手術中は医師の指示に合わせて「息を吸う・止める」など呼吸をコントロールする場面があります。

さらに、血流の変化や造影剤への反応など合併症の兆候をすぐに察知する必要があるため、全身麻酔ではなく、痛みを抑えるためにモルヒネなどを使いながら意識がある状態で受ける手術となります。


事前に医師からも「モルヒネでも耐えがたいほどの痛みが出る場合がある」

と説明があり、覚悟して臨みました。


私は過去に、子宮筋腫による変性痛を経験したことがあります。

そのときは、医療用麻薬のトラマドールで痛みを抑えることができました。

これまで、そうした色々な種類の痛みに耐えてきたこともあり、今回も「きっと耐えられる」と思っていました。


手術中の体験 — 想像をこえる痛み

実際の手術は、覚悟していた痛みをはるかに超えるものでした。

筋腫が多発していたため施術時間が長引き、鎮痛剤の量を増やしても痛みは引かず、身体は動かせないため、頭を振って必死に耐えるしかありませんでした。

途中からは激痛で過呼吸になり、もだえ苦しみました。

痛いのに身体を動かしてはいけないという状況は想像以上に苦しく、

「いつ終わるのか」「なんでこんな思いをしなければいけないのか」

そればかりを頭の中で繰り返していました。


手術後の危機

手術後、病室に運ばれたあとも「痛い痛い」と叫んでいたようですが、あまり記憶はありません。

その後さらにモルヒネを追加され、ようやく痛みが落ち着いた…と思った次の瞬間には、酸素マスクを装着されていました。

医師たちが慌ただしく「酸素量30台」と言っていたのが聞こえ、状況は深刻だったようです。

私は「数分意識を失っていた」と思っていたのですが、後で家族から約1時間意識を失っていたと知らされました。


術後の痛み・体調不良との戦い

子宮動脈塞栓術の痛みのピークは術後1~2時間が最も強く、その後6~12時間程度は比較的強い痛みが続くと言われています。

酸素量低下のリスクからモルヒネは使用できなくなり、その後は座薬や鎮痛剤を数時間おきに投与されましたが、薬が切れるたびに激痛が続き、悶絶しました。


術後4時間ほどは止血のため足を曲げることもできず、固定されたままの姿勢で過ごす必要がありました。

激痛のなか体勢を変えられない時間が続いたことで、苦しさはさらに増しました。


さらに、嘔吐、発熱、強いめまいが重なり、正直に言うと「このまま死んだほうがましなのでは」と思ってしまう瞬間もありました。


翌日になると、なんとか起き上がれるようにはなりましたが、歩行は難しく、嘔吐も続きました。

短期入院で有名な病院でしたが、医師から「退院は無理」と判断され、入院延長となりました。


退院後のいま

退院した現在も、治療はまだ「終わり」ではありません。

血流を止められた筋腫は今も壊死の途中で、鈍痛が続いています。退院当初は熱や眩暈もしばらく続きました。体調が少し良くなったと思っても長時間は持たず、すぐベッドに倒れ込んでしまう日々です。


さらに壊死の影響で感染症リスクもあり、慎重な経過観察を続けています。

効果がしっかり出るまでには半年〜1年かかると言われており、改善が不十分な場合は最終的に子宮全摘になる可能性もあります。

今はただ、焦らず回復を目指すことしかできません。


なお、今回の治療は子宮筋腫を対象としたもので、子宮内膜症を治す治療ではありません。内膜症については、今後も他の治療を続けていく予定です。


ネット情報とのギャップについて

治療を決めるにあたり、私もたくさんネットの情報を検索しました。

よく見かけたのは、

「回復が早い」「負担が少ない」「生理痛レベルの痛み」「翌日歩ける」「1週間で社会復帰できる」といったポジティブな情報でした。

私も入院前は、そう思っていました。


しかし、今回身をもって感じたのはUAEは“人によって経過が大きく違う”治療だということ。痛みが軽い人もいれば、私のように非常に過酷な経過をたどる人もいます。


筋腫の大きさ・位置・数、体質、手術時間など、さまざまな要因が影響します。同じ治療名でも、誰もが同じ道のりではありません。そのことを知ってもらいたくて、今回の体験を書きました。


最後に

私は医療者ではなく、これは一人の患者としての経験談です。

不安を煽りたいわけではありません。

ただ、ネットに書かれているケースだけが真実のすべてではなく、命を削られるような

痛みと長い回復期間を伴うこともある、という現実をどこかに残しておきたいと思いました。

いまは、身体の声を聞きながら、少しずつ日常を取り戻していけたらと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。


病気とはまったく関係ないのですが、YouTubeもやっています↓チャンネル登録もぜひに。