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【物 流】ナカムラロジスティクス 冷食センターにオムニソーター導入 50%省人化

2025.12.11 00:50

ナカムラロジスティクスは福岡物流センターに、Gaussyが提供する倉庫ロボットサービスRoboware(ロボウェア)は、立体型仕分けロボット 「オムニソーター」を導入した。今回、稼働開始から半年にわたりオムニソーターを運用した成果についてインタビュー動画を公開した。インタビュー動画では、ナカムラロジスティクスがオムニソーターを半年にわたり運用した中で得られた成果のほか、より高い生産性を実現するための取り組みについても説明する。

水産物を中心とした冷凍食品物流サービスに強みを持つナカムラロジスティクスは、1919年の創業以来100年以上にわたり、安心・安全な食生活を支えてきた。温度管理や通関、各種法令手続き、検査・検疫対応など、高いノウハウが求められる冷凍食品を専門に取り扱うプロフェッショナル集団が、物流センターで深刻化する人手不足を解消するためにオムニソーターを導入した。

食品物流センターでは冷食需要の拡大とともに、顧客からの注文数に応じて小口で出荷する「バラ出荷」も増加しており、人手によるバラ仕分け作業は大きな負荷となっていた。また寒冷環境や夜間帯といった身体的負荷の大きい労働環境のため、人材を確保しにくく、採用しても定着しないという点も、自動化に舵を切るきっかけとなった。

冷食需要の拡大と物流現場の人手不足、双方の溝を埋めるソリューションとして倉庫ロボット導入による自動化への期待が高まっており、なかでも負荷が大きい「バラ出荷」作業の自動化は、食品物流事業者に共通する喫緊の課題と考えられる。

オムニソーターは圧倒的な省スペースと自動高速仕分けが特徴で、設置や移設の負荷が少なく、貨物量に合わせて柔軟に拡縮できる高いカスタマイズ性をもち、食品からEC雑貨まで、貨物の種類や形状に幅広く対応できることから、全国で60台以上が導入されている。Gaussyは2024年10月に、食品業界向けの機能を強化した「オムニソーター食品モデル」を発売した。北海道から沖縄まで全国の食品卸事業者や食品物流事業者の施設内で導入され、人手不足の解消や労働環境の改善に活用されている。


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