来年の10大テールリスク
今年も年の瀬となり来年のマーケットを占う時期となった。昨年末に挙げた10大テールリスクのうち4件(高市政権誕生、韓国で「共に民主党」が政権奪取、日本復活、ドジャース2年連続リーグ優勝)などが一部現実となったが、改めて来年の10大テールリスクについて占ってみよう。
⓵米失業率急上昇…政府機関閉鎖に伴う人員削減に加え、AI普及により若年層ホワイトカラーの失業者が急増。FRBは利下げを継続する。ただし、企業業績は低金利と業務効率化によりむしろ改善し、新規採用の代わりにAI導入が進む。AIによる代替は中堅職種にも広がり、失業率はさらに悪化する。
②米AIバブル崩壊…AI革命の加速でナスダックの上昇率はNYダウを大きく上回り、2000年のドットコム期を彷彿させる展開に。AI銘柄の空売りを公言していた“世紀の空売り”のバーリ氏は人気を落とすものの、失業急増による消費低迷でAIバブルが崩壊、最終的に彼の投資手法が再評価される。
③米共和党敗北…ICEによる不法移民取締まり、政府閉鎖に伴う人員削減に加え、AI普及による失業率増加、物価高止まりなどへの不満から、共和党は中間選挙で敗北。相互関税は違憲とされ、トランプ政策の巻戻しが起こる。米雇用は回復し、各国には関税が払い戻され、全世界的に景気が急上昇する。
④仏にAI閣僚誕生…年金改革や財政健全化策が不人気で首相交代が続いた仏政府は、政治的安定性確保のためアルバニアに続き「AI閣僚」を導入。財政改革担当として、既得権益に鋭くメスを入れるなど辣腕を振るい、市民の人気も支えとなり財政改革に成功。これを機に欧州でAI閣僚が相次ぎ誕生。
⑤ウクライナ紛争終結…トランプ大統領は、ウクライナへの資金・武器支援を停止。戦力低下を受けてウクライナは譲歩し紛争は終結、原油価格は急落する。対露警戒感から欧州各国は右傾化する一方、米への信頼低下を背景に反米へ政策転換する国が相次ぎ、民主主義陣営の結束は弱体化する。
⑥中国が尖閣諸島侵攻…ウクライナ紛争の顛末を踏まえ中国は台湾にスピード侵攻。トランプ氏は静観を選択する。高市首相は単独軍事支援を模索するも国民の猛反対で断念。中国は台湾の一部と称して尖閣諸島にも侵攻、続けて沖縄の領有権も主張。周辺領海に空母を派遣し武力による実効支配を狙う。
⑦中国でロボット人口増…出生率低下による少子高齢化進行にもかかわらず若年層失業率は上昇。中国政府はAIロボットとクローン人材の大量生産に踏み切る。。高度AIを搭載したロボットに加え、遺伝子操作による“改良型人間”の導入で労働・消費双方を底上げし、日本化の進行をついに食い止める。
⑧自民党単独過半数…高市人気を追い風に政権は解散総選挙を断行。自民党は単独過半数を確保し、維新は連立を離脱する。責任ある積極財政への抵抗勢力は後退し、財政支出と国債増発は一段と拡大。株価と金利は上昇するものの、財政赤字は拡大し円安が加速、日本は高インフレ国への道を歩む。
⑨米中代替需要で日本復活…外交問題に対し貿易規制等で圧力をかける中国に加え、友好国に対しても関税で脅しをかける米国への警戒感から、各国はサプライチェーンの再構築に着手。比較的穏健で技術力の高い日本は人気の貿易相手国となり、米中の代替供給地として日本経済は久々の復活を遂げる。
⑩ドジャース3連覇…大谷翔平が二刀流を本格的に復活、山本投手はエースとして大活躍、佐々木投手もクローザーとして成長し、日本人選手の活躍でドジャースは3年連続のワールドシリーズ制覇を達成。ドジャースの観戦チケットは、日本からの観戦ツアー客急増の影響で高騰し社会問題化する。
来年のことを語ると鬼が笑うというが、不穏なテールリスクに関しては杞憂に終わって欲しいものだ。