第50回課題図書
2025.12.17 03:15
2025.12.12開催『夜と霧 ビクトール・フランクルの言葉』
読書会で扱ってみたかった『夜と霧』。ただとても深い本ということから、その著者であるフランクルがいろんな本に書いたメッセージから伝わるエッセンスを凝縮した本ということで第50回しかも最終回に取り上げました。
フランクルが経験したアウシュヴィッツなどの強制収容所での体験から、
・人は「態度の自由」を失わない
・生き延びた人々には「未来への意味」や「誰かへの愛」があった
ということに気づき、苦しみは意味を見出すことで乗り越えられることを全世界に説いていきました。
起きたことは変えられないが、それに対して自分がどうするかの態度・行動は選ぶことができるという考え方は私が生業にしているコーチングの中でもそのような自責のスタンスでクライアントに考えてもらうアプローチをとっております。
そういったことから今回はフロイド、アドラーに続く心理療法の基になった部分に触れることができ、心残りなく最終回を終えることができました。