同じ仕事なのに結果で差がつくポイント!時間が足りる?足りない?自分にあった仕事の仕方
決められた時間内に同じ仕事を二人でやる、もしくは複数人でする場合や
交代で同じ業務を担当する場合に
「予定より時間余っちゃう」
「全然時間が足りない」
人によって見立てが異なるのは何でだろう?
ある時疑問に思いました。
引き継ぎを受けて「むしろ時間あまるよ?」
と言われても、やる事盛り沢山で「時間が足りない」という経験もあります。
いくつかの視点があるとは思っています。
個人の能力の問題でただ処理速度が遅いような仕事もあります。
前任者は慣れていたから仕事の芯の部分を理解していたので効率的だった、と言うように、慣れが解決するとわかる場合もあるでしょう。
どのように見立てたか?がポイントになってきます。
販促としてお客様に同じ資料を使って決められた時間でサービスの説明をする機会があるとして
A「これは時間が余る」
B「これは時間が足りない」
とすると、Aさんはどのように見立てをしているのか?
資料を読むスピードが基準になってます。
資料の内容を伝達することが目的になっています。時間内に読み終わることがゴールです。
読むスピードで調整が出来ます。
それではBさんは?
そのサービス説明を通じて契約締結をすることが目的です。お客様とのコミュニケーションが基準になっています。しっかりと後々にクロージングをすることがゴールです。
お客様のニーズを聞いたり、身近に感じるたとえ話をしたり、必要性を見いだす言い回しにしたり、「出来ること」は山ほどあります。
加えて、お客様の反応が読めないので、上記を見積もってさらに質疑応答の時間を設けると...時間が足りない!そこに焦りが生じますので、事前準備で調整をします。
このように
何のためにこの機会があるのか?という大切な目的の部分が異なるために見立ての違いが生じます。
Aさんは「いま、やらなきゃいけないこと」を的確に処理して
Bさんは「結果につなげること」を意識して過程として活用して
どちらがダメという話ではなく
特性が異なるという話で、職種によって求められるものは異なります。
では、前提の部分で
AさんもBさんも営業でしたらBさんのほうがおそらく成果を出している人でしょう。
AさんもBさんもオペレーターだとしたら
時間をきっちり守るAさんが評価されるでしょう(将来的な貢献という面だとBさんのほうが度合いは高い可能性ありますが、職務として)
数字を求められる場合に
時間が足りないという人は
その時間内に「出来ること、やったほうが良いこと」が沢山イメージ出来る人で
「結果」という先を見て仕事が出来る人です。
逆にAさんが結果を出して
Bさんが結果を出せない場合はどういう時か?
Aさんが経験や知識から、目的の最短ルートを知った上でコミュニケーションをしている=余計な内容を話さないことが最も目的に繋がる
Bさんはやる事が整理できなくて、説明自体もドタバタしてしまい、結局何を言いたいのか伝わらなかった=余計な肉付けが多くて骨の部分が伝わらずにお客様も何を聞いていいのかわからない
相手や内容、努力や経験値にもよりますが
結局は何を目的に見立てているか?
に加えて
現在の自分にとっての「評価に繋がる結果」
から本質を捉えているか、が重要になってきます。なので状況で異なってくるわけです。
今の仕事では自分のやり方でなかなか結果が出せない場合でも
「そのあなたのやり方」でこそ結果に繋がる職種もあったりします。
今の仕事が苦手だから、無理にやり方を変えることもとても大切ではありますが
あなたの個性があっての今のやり方なら
他の誰かに合わせることなく
そのあなたのやり方が求められる仕事
あなたのやり方だから結果こそ
を出せる仕事を見つけることも一つのキャリアの考え方です。
それがあなたの適性で得意分野です。
こういうやり方が得意なのに結果が出ない
→「こういうやり方」をそのまま別の仕事にスライドしたら結果に繋がり活かせる
今のあなたのやり方が結果を出すためのやり方に近い仕事はなんだろう?と考えても
わかるなら既に進んでいるはずです。
仕事だけでなく求めるやり方は会社によっても異なり、同じ職種でもサービス内容などによってあなたのやり方が結果に繋がることもありますが、そこまでを個人で追いかけるのはとても難しいです。
自分を変えるか
今の自分を活かすか
どちらも間違ってません。
その時は実際に企業から細かく話を聞いていて「良い人材」を提案する転職エージェントから情報収集をして、一緒に得意分野を言葉にしていくことから始めてみてもよいかもしれません。