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【家族共有スペース編】ものを減らすと、家族の時間がひとつに溶けていく

2025.12.18 04:13

【家族共有スペース編】ものを減らすと、家族の時間がひとつに溶けていく

リビング、ダイニング、通り道になる廊下——

家族が自然と交わる「共有スペース」は、

気がつけばそれぞれの持ち物が集まりやすい場所です。

学校のプリント、読みかけの本、郵便物、バッグ、

おもちゃ、リモコン……。

家族の“日常”がぎゅっと詰まっているからこそ、

常に動いていて、常に散らかりやすい。

ある日、ふとリビングに目を向けたとき、

そこにあるものの多さよりも、

“物の居場所が定まっていない落ち着かなさ” の方が気になりました。

「家族が使う場所こそ、ルールよりも余白が必要なのかもしれない」

そう感じて、共有スペースの見直しを始めました。

■ “一時置き”が溢れない仕組みをつくる

家族共有スペースで散らかりやすいのは、

「ここに置くつもりじゃなかったもの」が集まるから。

そこで、まずは “一時置き場をひとつだけつくる” ことにしました。

・帰宅後の郵便物は、テーブル上の小さなトレイへ

・読み終わっていない本は、1人1冊だけ「今日の本」カゴへ

・子どもの作品は、一度だけ飾るスペースへ

置く場所をゆるやかに決めるだけで、

リビングに散らばっていたものの流れが自然と生まれます。

“片づけなさい” の声かけよりも、

“ここに置けばいいんだね” が増えるほうが、

家族みんなにとって心地よいのだと気づきました。

■ テーブルの余白は、家族の会話を増やす

ダイニングテーブルは、家族が集まる中心。

ここに置くものを減らして、

“いつでも座れば使える状態” を保つようにしたら、

思わぬ変化がありました。

「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」

「今日学校でね……」

家族の声が自然とテーブルに集まるようになったのです。

ものが少ないテーブルは、

会話や笑顔がひらかれる“空き席”をいつも用意してくれる場所。

気持ちを置く余白があると、

家族の距離がそっと近づいていくことを実感しました。

■ 家族の「好き」と「必要」が混ざり合う棚をつくる

共有スペースの収納は、個人よりも“家族全体の心地よさ”を優先。

そこで、棚の一角に “家族の好きが混ざり合う場所” を作りました。

・家族みんなが読む本のコーナー

・季節の飾りをひとつだけ置くスペース

・共通で使う文具やノートをひとまとめに

統一感よりも、家族の“らしさ”を大切にしたら、

部屋にやわらかい温度が生まれました。

ものが減ったことで、

置くものひとつひとつに存在感が宿り、

家族の気配をさりげなく感じられる空間へと変わっていきます。

■ 家族共有スペースは、家族の関係性を映す鏡

ものが乱れる時期もあれば、

整えやすい時期もある。

家族の動きや気持ちの変化が、

そのまま部屋の状態に表れることを知ったとき、

共有スペースは“管理する場所”ではなく、

“見守る場所” に変わりました。

だから今は、完璧を求めません。

ゆるやかな流れが生まれ、

必要なときだけ整え直せる、

そんな柔軟さがあれば十分。

ものを減らしたことで、

家族が心地よくいられる距離感 が生まれた気がします。

■ 今日の共有スペースは、家族のこれからをつくっていく

整ったリビングに差し込む午後の光、

片付いたテーブルに置かれた温かいカップ、

通り抜ける風の気配。

どれも小さなことなのに、

家族の一日が静かに整っていくのを感じます。

ものを減らした共有スペースは、

“家族の時間が溶け合う場所”。

今日もこの場所で、

小さな会話と笑顔が育っています。