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リリカ エメラルド

ナイトフラワー

2025.12.19 13:30

週末。今日は梅サワー。音楽はBECKの「colors」

名前のとおり、カラフルな感じのアルバム。すごくpopで聴きやすい。

BECKとしては最大限、popでキャッチャーなアルバムじゃないかな。

BECK初心者の人におすすめかもしれない。

やっぱりBECKは最高💙

「ここ!!」ってところに音がハマる。音の魔術師。天才。


今週「ナイトフラワー」っていう映画を観に行きました。

理由はSUPER BEAVERの渋谷さんが出演しているから。

久しぶりに映画館に行った。駅前のクリスマスのイルミネーションが奇麗で

「わー!年末だー」って感動した。

でも帰りは、それが何か遠いものに感じた。映画の世界に没頭して。

闇の世界で生きる人々がリアルに描かれていた。

闇の社会に入る、そのスタートが丁寧に描かれていて考えさせられた。

「誰にでも起こり得ることなのか??」って。

答えはたぶん、NO。

いったん入ったともしても、引き返せるきっかけはきっとあるし、厳しいけどやっぱりそこへ足を踏み入れるのは「自己責任」だと感じた。

そこにある段差を超えてしまう人と、超えない人。

その「違い」は何なのか考えた。

そこにあるのは、きっと個々人の「価値観」と「善悪の基準」ひいては「人生観」

超えるか否かは、とてもシンプルだけど、「自分次第」だと感じた。

そこを超えてしまうことを「許される」人間なんていないーそれが私が、この映画から受け取ったメッセージ。


闇を闇として描き、悪を悪としてきちんと裁いた。そんな映画だった。

意味深なラストには考えさせられた。

帰りの電車のなかでずっと考えた。

「お母ちゃん」のいる人といない人。「お母さん」がいることって、すごいことなんだなって。


渋谷さんの演技、凄かった。別人に見えた。本当に素晴らしかった。善悪がぶっこわれた、得体の知れない人物を、すごくリアルに表現していた。

渋谷さんは「歌舞伎町で生まれ育ったことが、初めて役に立った」とインタビューで語っていたけど、今まで私の見たことないような人物像を見事に演じていたと思う。

他の役者さんたちの演技も本当に素晴らしくて、映画の世界に引き込まれた。命をかけて演じていたと感じた。子役二人の演技が天才的だった。思わず観ながら拍手✨


主人公はこっち側にいたのに向こう側へ行ってしまった。そのことは容赦のないラストで、やっぱり「許されないこと」だと感じた。

「善と悪」についてはすべて自分で引き受けるしかない。たとえどんな境遇に置かれようとも。

どんな言い訳も許されない。あなたが許したとしても「宿命」が必ず追ってくる。

そんなことを考えさせれた。ズシっと重いものが残った。


ちょっと非日常な感覚になって、ありふれた日常をありがたく感じた一週間でした。

「当たり前」なんて無いんだよね。本当に。

壊れたとしたら、自分で直すしかないんだよね。いろいろ。

私の場合、音楽があってよかった。本当に。壊されるたびに、修復できた。

音楽が私のシェルターになってくれた。


今もBECKの音楽で、いつもの自分に戻ってこれた感じ。

音楽は、心を「あるべき場所」へ引き戻してくれる。


今年もあと少し。この映画を観て、いろいろ考えれてよかった。

ふだん触れることのない世界に思いを馳せることができた。

ドラッグの怖さを改めて思い知った。悪を何倍にも増幅させるものだと思う。


すべての子供たちにとって、幸せな年末でありますように。

すべての大人たちの力で、「子供の世界」が守られますように🎄✨✨✨


I wish you a happy X'mas and happy New Year💗

よい年末を💙