ナイトフラワー
週末。今日は梅サワー。音楽はBECKの「colors」
名前のとおり、カラフルな感じのアルバム。すごくpopで聴きやすい。
BECKとしては最大限、popでキャッチャーなアルバムじゃないかな。
BECK初心者の人におすすめかもしれない。
やっぱりBECKは最高💙
「ここ!!」ってところに音がハマる。音の魔術師。天才。
今週「ナイトフラワー」っていう映画を観に行きました。
理由はSUPER BEAVERの渋谷さんが出演しているから。
久しぶりに映画館に行った。駅前のクリスマスのイルミネーションが奇麗で
「わー!年末だー」って感動した。
でも帰りは、それが何か遠いものに感じた。映画の世界に没頭して。
闇の世界で生きる人々がリアルに描かれていた。
闇の社会に入る、そのスタートが丁寧に描かれていて考えさせられた。
「誰にでも起こり得ることなのか??」って。
答えはたぶん、NO。
いったん入ったともしても、引き返せるきっかけはきっとあるし、厳しいけどやっぱりそこへ足を踏み入れるのは「自己責任」だと感じた。
そこにある段差を超えてしまう人と、超えない人。
その「違い」は何なのか考えた。
そこにあるのは、きっと個々人の「価値観」と「善悪の基準」ひいては「人生観」
超えるか否かは、とてもシンプルだけど、「自分次第」だと感じた。
そこを超えてしまうことを「許される」人間なんていないーそれが私が、この映画から受け取ったメッセージ。
闇を闇として描き、悪を悪としてきちんと裁いた。そんな映画だった。
意味深なラストには考えさせられた。
帰りの電車のなかでずっと考えた。
「お母ちゃん」のいる人といない人。「お母さん」がいることって、すごいことなんだなって。
渋谷さんの演技、凄かった。別人に見えた。本当に素晴らしかった。善悪がぶっこわれた、得体の知れない人物を、すごくリアルに表現していた。
渋谷さんは「歌舞伎町で生まれ育ったことが、初めて役に立った」とインタビューで語っていたけど、今まで私の見たことないような人物像を見事に演じていたと思う。
他の役者さんたちの演技も本当に素晴らしくて、映画の世界に引き込まれた。命をかけて演じていたと感じた。子役二人の演技が天才的だった。思わず観ながら拍手✨
主人公はこっち側にいたのに向こう側へ行ってしまった。そのことは容赦のないラストで、やっぱり「許されないこと」だと感じた。
「善と悪」についてはすべて自分で引き受けるしかない。たとえどんな境遇に置かれようとも。
どんな言い訳も許されない。あなたが許したとしても「宿命」が必ず追ってくる。
そんなことを考えさせれた。ズシっと重いものが残った。
ちょっと非日常な感覚になって、ありふれた日常をありがたく感じた一週間でした。
「当たり前」なんて無いんだよね。本当に。
壊れたとしたら、自分で直すしかないんだよね。いろいろ。
私の場合、音楽があってよかった。本当に。壊されるたびに、修復できた。
音楽が私のシェルターになってくれた。
今もBECKの音楽で、いつもの自分に戻ってこれた感じ。
音楽は、心を「あるべき場所」へ引き戻してくれる。
今年もあと少し。この映画を観て、いろいろ考えれてよかった。
ふだん触れることのない世界に思いを馳せることができた。
ドラッグの怖さを改めて思い知った。悪を何倍にも増幅させるものだと思う。
すべての子供たちにとって、幸せな年末でありますように。
すべての大人たちの力で、「子供の世界」が守られますように🎄✨✨✨
I wish you a happy X'mas and happy New Year💗
よい年末を💙