RG G-3ガンダム Ver.2.0
▼キット情報
・発売日:2025年9月
2024年の目玉ガンプラキット「RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」のバリエーションキットとして、
マグネットコーティングが施された小説版の「ガンダム3号機」G-3ガンダムが登場!
プレミアムバンダイの限定キットとして、通常版のおよそ一年後に発売されました。
一見ただのカラバリキットに見えますが、G3用の専用マーキングシールに加えてマグネットコーティングが施された部分の外装が部分が新規造形になっています。
通常版のレビュー記事はもう既に山ほどあると思うので、本キットならではの部分を紹介していきます。
また、個人的にG3ガンダムと言えば"二丁バズーカ"のイメージがあるので、昨年RG2.0と同時に発売された武器セットも組み合わせています。
パッケージはいつものグレーのプレバン仕様、構図はRG2.0と同じっぽいです。
解説書は通常版のものに加えて、G3用の追加用紙が同梱しています。
▼制作/基本仕様
成型色でG3ガンダムのシックなロービジ風カラーを再現。
とはいえ[BEYOND GLOBAL] のG3ほどではないものの、若干ロービジと呼ぶには怪しい青系の印象が強い機体色になっていると思います。
最近のG3はこういうカラーアプローチが多いですが…
記事の物は基本カラーはほぼいじらず、武装・関節等をメタリック系に塗装しているだけです。
付属のG3専用のマーキングシールはなるべく余白を切り落としてから貼っていますが、白部分以外はやっぱり余白が少し気になりますね。
武装無しで前後から。
黒でスミ入れ箇所した箇所とパーツの組み合わせのモールドが同じくらいの濃さになっていて、情報量が増えてけっこういい感じになったと思います。
目元のシールは複数選択式で、最近MGSD等でも多めのハイライトのあるものを選択しました。
冒頭に記載したG3専用のマグネットコーティング部分の外装です。
中にシルバーのメタルシールを貼ってから、追加パーツのカバーを被せる感じで再現。
一応通常版のパーツもそのまま付属します。
RG2.0の特徴としてフレームがパズルのようにカチッと嚙み合った状態で人間的なポーズを高い保持力で取らせることが出来てかなり驚きました。
ただその分、組み立てはけっこう難しくフレームを作ってる際も何回か破損しそうな場面が多くて作成難易度はけっこう高いキットです。
写真を撮り忘れてしまったのですが、胴体に収納されているコアファイターもG3カラーになっています。
だいぶカラーイメージが違うのですが、過去のEGベースのG3ガンダムと並べて。
EGと並べるとモールドや可動部分の解釈の違いが分かって面白いですね。
3mm軸のアクションベースに対応していますが、
見栄えを重視して腰に3mm穴があるHGにある形式ではなく、バックパックと腰アーマーを稼働させて3mm穴を露出させる少し凝った形式。
アクションベースを使って空間戦闘ぽく。
足裏のバーニアもしっかり色分けされてるので、浮かせて飾るのも楽しいです。
付属品やギミックを紹介します。
- ビームライフル
- ハイパーバズーカ
- ビームサーベル刃*2
- 交換用握り手・平手
- シールド
付属品は恐らく通常のRG2.0と同じです。左手には銃用の握り手がありません。
バズーカは白と黒のツートンで色分けされた所謂「後期型」のデザイン。
ライフルも2白のパーツ構成で通常キットよりもメリハリがあるのですが、塗ったらあまり分からなくなってしまいました…
付属品をフルセットした状態。
シールドはバックパックにも装着でき、バズーカは腰のパーツを引き出したら引っ掛けて牽引することが出来ます。
地味にHGやEGには出来ないフル装備だったりします。
「ビームライフル」
手首が前後に引き出せるので、両手持ちのポーズがスムーズに出来て良いです。
腕と頭部を外して、なんちゃってラストシューティング。
「ハイパーバズーカ」
1/144ですが、スケール的に省略されがちなバズーカの白と黒の色分けもパーツ分けで再現。
元々けっこう持たせにくい武装なんですけど、トリガーの引き出し&バズーカ後部の砲身部分が伸縮するので肩に掛けやすくなっています。
「ビームサーベル」
バックパックから取り外してそのままビーム刃を取り付けるいつもの形式。
腕部の引き出し機構と二重関節で、バックパックのサーベルにも余裕で手が届きます。
ビーム刃が2つ付いてるので、劇場版ドアンのような二刀流も再現。
冒頭にも書きましたが、一緒に注文した「RG ガンダム Ver.2.0用武器セット」も作ったので簡単に組み合わせて紹介します。
パッケージはモノクロですが、初代の武器セット(画像下)をオマージュしたパッケージで遊び心のある特別仕様です。
- ハイパーバズーカ
- 湾曲ビーム刃
- ガンダムハンマー
- ハイパー用交換パーツ
- スーパーナパーム
- ビームジャベリン
バズーカは通常版と全く同じパーツで、この他にガンダムハンマーの投擲時で飾るためのアクションベースが付属します。
「ハイパーバズーカ×2」
ゲーム作品等ではお馴染みの、所謂"最終決戦仕様"風の二丁バズーカ持ち。
このスタイルが大好きなので、2個買いせずとも武器セットを買えば再現出来るのはとても嬉しいですね。
めちゃくちゃにデッドウェイト感のある装備を、乗りこなす後半のアムロとG3みたいなところに良さを感じています。
空間戦闘っぽく。
腕の関節がしっかりしてるので、両手バズーカでもグラ付かずに保持できるのはRG2.0ならではのポージング。
「ビームサーベル 湾曲刃」
これも一風変わった付属品です。
ロボット魂のエフェクトパーツのように、角度の付いたビームサーベルの刃です。
色んなキットの撮影に使えそうで汎用性が高くて重宝しそうです。
正面からの振り下ろし風に。
「ガンダムハンマー&ハイパーハンマー」
ファーストガンダムのトンデモ武装。
面白いのが、鎖の部分が"組み立て済"でランナーから取り外すだけでチェーンの部分になります。
鉄球はよりトゲトゲしてる方がハイパーハンマーらしいです。ここは取り外しで交換化。
アクションベースと専用の接続軸を使って、投擲ポーズを再現。
一応ベース無しでもチェーンにある程度テンションがあるのでポーズを付けられるのですが、年数が経つとちょっと怪しそうです。
「スーパーナパーム」
物語冒頭で、アムロが余ったV作戦メカたちの部品を焼いていたあれです。
グレネードランチャーみたいにそのまま持ったり、ぶん投げて着火したりと使い方が登場媒体によってまちまちで良く分からない武装ですが、このキットではビームライフルの下部に装着する形式のようです。
思ったより重量があって、付けっぱなしだと関節への負担が大きいかも知れません。
銃口の中の弾頭は色分けされています。
「ビームジャベリン」
TVで登場した格闘武装です。
これがガンプラファン的には一番熱い付属品だと思います!
というのも、これまでに発売したキットやフィギュアのビームジャベリンの造形は本編に忠実と言えばそうなんですが、かなり丸っこく玩具っぽい造形のものが多かったのです。
本武器セットのものはRGの15歳以上用と言うことで、刃の部分がかなり鋭利で今までにない派手な造形になっています。
某ゲームの投擲技っぽく。
これがオフィシャルなのか分からないんですけど、ビームジャベリンどこに収納してるんだって長年思ってましたが今回のキットのものはビームサーベルのところに刺せるようになってました。
本当にこれでいいのか・・・
▼おまけ
ほぼ塗装しちゃってて原型カラーがないんですが、ベースキットとしては左から
- HGUCガンダム(リメイク前)
- HGUCガンダム(リバイブ)
- HG オリジンガンダム
- EGガンダム
- RGガンダム2.0
となっています。
けっこう揃ってるように見えるけど、この他にもビヨンドグローバル、万博ガンダムやらあるのでファーストガンダムをコレクションするのは本当に大変です。
あと撮影し忘れたけどベストメカコレクションのリメイクもありますね。
RG G-3ガンダム Ver.2.0の紹介レビューでした。
RG2.0ガンダム自体はモデラー仲間の人に実物を触らせてもらった時に物凄く良く出来ていて、買えるチャンスも何回かあったのですが絶対にカラーバリエーションが出ると思ってたので待っていて良かったです。
また、自分がRG自体を組むのがめちゃくちゃ久しぶりだったのですが昔のフレームのせいでクタクタな印象は一切ないカッチリしたキットになっていてそちらにも驚きました。
プロトタイプのバリエーションなんかも出たら買ってしまいそうな出来です。
サイトの更新はこれで恐らくこれが今年最後になると思います。
今年は割りと凝って作ったものが多い反面、更新回数が一番少なかったので来年はもう少し更新したいなと思う次第…
手元にはHGガンダム7号機やPLAMATEAアムドライバー等が届いてこの辺も順次作っていきたいのですが、
楽しみにしていた30MFのドラゴニアナイトを塗装して仕上げたので、もしかしたら簡単にそれの紹介記事を年内に上げるかも知れません。
それではまた。