お金を払えば終わる？ セクストーションの金銭要求パターンと動画脅迫への現実的な対処法
セクストーションの「要求金額」は、加害者が仕掛ける心理戦にすぎません。金銭要求を止め、被害を最小限に抑えるための実践的な対処手順をまとめました。
セクストーションの金額が一定ではない理由
近年、SNSやビデオ通話が当たり前になるにつれ、セクストーションによる金銭被害が急増しています。
被害者が感じる恐怖と不安につけ込み、加害者は状況に応じて金額を変えながら、被害者の性的画像/動画を武器に脅迫を続けます。加害者は被害者との会話の中で、被害者の年齢や職業などをチェックし、脅迫時の提示金額を調整します。
実際の事例を見ると、加害者が提示する金額は一定ではありません。
・ 初期要求：5,000円~5万円程度から開始
・ 交渉段階： “今払えば削除する” と段階的に増額
・ 要求エスカレート：一度でも支払うと、要求金額はさらに上昇
つまり、加害者の“金額提示”は支払えば解決ではなく、さらなる要求へのスタートラインにすぎません。
セクストーション：脅迫の核心ツール
加害者はビデオ通話やファイル共有の際に取得した動画を、スクリーンショットや録画の形式で保存し、脅迫材料として利用します。
動画が実際に拡散されていなくても、「家族・友人に送る」という文言だけで強い精神的ダメージを与えます。
よく使われる脅迫手法
・ 連絡先リストやフォロワーリストと組み合わせて、「この人たちに送る」 と威圧
・ 合成スクリーンショットで（偽の拡散画面）で不安を煽る
・ SNSやメッセンジャーのDMリンクを使った拡散を示唆
被害後に取るべき行動
1. 証拠確保
・ 脅迫メッセージ
・ 要求された振込口座 / ウォレットアドレス
・ 動画サムネイル・会話ログ
2. セキュリティ点検
・ 不審アプリの削除（削除前に証拠確保必須！）
・ パスワード変更
・ 二段階認証の設定
3. 送金拒否
→ どんな理由でも支払わないことが原則
支払った瞬間、あなたは「次も要求すれば払うターゲット」になります。
4. プラットフォームへの通報
5. 専門家への相談
拡散防止・モニタリングなど継続的な対応には専門支援が効果的です。
予防のためにできること
・ 見知らぬ相手とのビデオ通話／ファイル共有を避ける
・ 不明なアプリ・リンクを開かない
・ 職場・学校・連絡先などの個人情報を過度に公開しない
・ スマホ・SNSアカウントのセキュリティ設定を定期的にチェック
Q&A｜セクストーションの金額・動画脅迫
Q1. 金額交渉で安くなる？
A1. 一時的に下がる場合もありますが、最終的には金額が増えるパターンに繋がります。
交渉そのものが危険です。
Q2. 動画は本当に拡散されるの？
A2. 全案件で拡散されるわけではありません。
しかし「拡散する」と言うだけで、多くの被害者が支払ってしまいます。
Q3. “削除した”と言われたけど信用していい？
A3. 加害者が動画を削除することはありません。
削除の約束は、金銭を得るための手段にすぎません。
Q4. 既に拡散された動画は完全削除できる？
A4. 完全削除は困難ですが、
通報・検索非表示・専門家の削除対応により被害は大幅に減らせます。
まとめ
セクストーションの加害者は相手の年齢、職業などを確認し脅迫を行います。 セクストーションの被害を防ぐには常に慎重な行動が必要であり、万が一被害が発生した場合は即時対応し、専門家や関係機関に相談することが重要です。
セクストーションは誰にでも起こり得る犯罪であり、一人での対応には限界があります。
恐怖に押されて金銭を支払うのではなく、確実に証拠を残し、必要に応じて専門家と連携することが最も安全で、被害を最小限にする方法です。
迅速で確実な対応を望む場合は、どうぞProtectorまでご相談ください。
公式サイト： https://www.protectors.co.jp/