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【物 流】キリンビール 全工場に新ピッキングシステムを導入し業務効率化を実現

2025.12.23 00:50

キリンビール、キリングループロジスティクスとNTTデータは、対象商品のパレットへの最適な積み付け方の指示、人員の割り当てを行う新たなピッキングシステムを構築し、2025年7月よりキリンビールの国内全9工場で稼働した。

「物流2024年問題」を背景にトラックドライバー不足が深刻化する中で、キリングループはトラックを「待たせない」ことで運行生産性向上を目指している。一方で商品の少量多品種化によりピッキング品が増えることで、トラックに積むパレット枚数やトラックに積みつける際の荷合わせ作業が増え、結果的にトラックドライバーが荷待ち待機をする時間が増加していた。パレットへの積み付けを最適化することにより、トラックに積み込む際の荷合わせ作業時間を減らしトラックドライバーの荷待ち待機時間の削減につなげるため、新システムを導入した。

同システムは使用パレット枚数を減らすことによる、トラックドライバーの荷待ち待機時間および配送時・パレット生産時の燃料やCO2の削減を目的に導入された。システム導入により、年間パレット使用枚数が見込みで約9万枚削減できる。

今後、キリンビールとキリングループロジスティクス、NTTデータは、ICTやAIなどの先進技術を活用し、物流業務はじめサプライチェーン全体の課題解決に取り組むことで、持続可能な社会の実現に寄与する。


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