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こんぶトマト文庫のふみくら

2026年元旦営業のお報せ

2025.12.23 13:02

今年も残すところあとわずかとなってきました。

皆様やり残したことはありませんでしょうか。私はあります。白状すると、私自らの読書促進を期待して始めた読書会「勝手に読む読書会」でいの一番に選書したにもかかわらず、いまだに『百年の孤独』を読み終えていません。参加していただいた方のみならず、うちで文庫を買ってってくださった方からも読了報告を頂いている、にもかかわらず。

なんとか今年はまだあるので、それだけでも読み終えたいところです。


来年のこと言えば鬼が笑う、等と言いますが、もう残り一週間と少し先のことなのでしっかりとお伝えしていきましょう。

BOOK PORT CAFE元旦営業のお報せです。

通例でしたら、年末年始であろうが原則日曜日から水曜日までは営業してきたBOOK PORT CAFE。いつだったかの年末年始は大晦日が日曜日だったので、そのまま三が日も丸ごと営業していた時もありました。しかし今年は大晦日が水曜日。普通でいけば31日まで営業して、1日はお休みとするところです。

が、毎年なんだかんだで元旦も営業してたりするので、せっかくなら一日くらい延ばして営業しましょうか、となったので、今年も元旦に営業いたします。初詣でも初売りでもなんでもよいのですが、人混みに行きたくない民としてはいつも通り何となく開いているお店があるだけで、それだけでなんだか嬉しくなってしまうのです。


ただ、せっかくイレギュラーに開店するのであるならちょっと特別企画を考えてみましょうか、となりましたのでふたつご用意いたしました。


①「昨日、今日。日記を書く。」

日記。このところ一世を風靡している感もあり、そも古来より日記文学は確たる一ジャンルであるという気持ちもあり、その上で今一つ私自身には馴染みのない読み物、あるいは習慣です。

私が主催する「勝手に読む読書会」でも現在『富士日記』を取り上げて毎月少しずつ読み進めていますが、それでもなお不可思議な距離感が自分との間にある事は否めません。

そんな日記を、新年早々書いてみようと思います。

書くの私だけでなく、BOOK PORT CAFE店主のようこさんのみでなく、ご来店くださった皆様にも書いていただこうと思います。

書くのはいつの日のものでも大丈夫です。昨日のことでもいいしもっと前の日でもよくて、今日これからのことでもよければ明日きっとあることの日記でもいい。

用紙と筆記具はご用意させていただきます。

参加費無料、申込不要。

どうぞお気軽にご参加ください。


②映画観賞会「フライド・グリーン・トマト」

この日の営業はいつもより一時間早い9時から17時まで。そして17時の閉店後にお店の中で映画観賞会をします。

作品は、1991年にアメリカで制作された映画『フライド・グリーン・トマト』です。私は『違国日記』で知りました。

倦怠感漂う家族にうんざりしているエヴリンは、叔母を訪ねた老人ホームで溌溂とした老女のニニーと知り合う。彼女が語る昔話、ある二人の女性が経営するカフェと二人の絆に心打たれるエヴリンだが―

今回この映画をチョイスした理由は、手持ちのVHSソフトの中で「BOOK PORT CAFEの店内で観るとしたら一番いいものは」と思案してみた結果、これが一番いいだろうとなったからです。次点はイタリア映画の『イル・ポスティーノ』で、大穴が『不思議惑星キン・ザ・ザ』です。

当日は私の家からテレビデオを持っていきまして、それで映画観賞をします。カフェメニューの提供はありませんが、お茶などの飲み物をご用意いたします。

こちらも参加費無料、事前申し込み不要です。


また、当日のお天気次第にはなりますが、お店の前にて七輪でお餅を焼いています。さりげなく毎年恒例の振る舞い餅、はますかむすびさんで購入した美味しいやつを焼いてます。よければこちらも是非。無くなり次第終了です。


途中記入していましたが、

営業時間を【9時~17時】としています。

いつもより少し早めに開店して、ご来店をお待ちしております。


以下、閑話。


こんぶトマト文庫としての話ですが、今年はひとつ節目の年となりました。

また別に機会を設けて纏めたいなと思っているのですが、「こんぶトマト文庫」という屋号を掲げて以降続けていたシェア型書店への出店を今月で終了しました。終盤はなかなか棚整理にも行けず形骸的になっているきらいがあったことは否めませんが、それでもこの6年間はシェア型をやりつつBOOK PORT CAFEの場を借りているというスタンスで本を売っていました。

来年からはその前提が無くなって、これからはどういう心構えと姿勢で本を売っていくのか、それを考える場面なのだろうと思っています。とりわけ、それで生活をしていない身なので尚更。

はたして何の意味があるのだろう、という自問は尽きません。

それでもなお、という気持ちを抱いたまま、2026年もやっていこうと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。