スピッツ話題の「楓」が1位/キンプリ先行OAで盛り上げ2位/あの曲早くも3位へ
2025年12月24日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年12月15日~12月21日 プランテック調べ)では、スピッツ「楓」が1位を獲得した。
「楓」を原案にした映画『楓』が12月19日に公開され、あわせて同サウンドトラックが17日にリリースを迎えた今週、主題歌となる同曲が調査対象の83.9%となるステーションでオンエアを獲得し、前週比624%増と大きく急伸。前週46位から首位へと駆け上がった。
前週2位だった十明による同カバーバージョンは一気に圏外へと減速しつつ、オリジナル曲であり主題歌の同曲がこれに代わり躍進したかっこうだ。帯放送のコーナー/番組など定期オンエア枠で大量数を積み上げつつ、情報番組系では映画紹介とともにオンエアされた。その映画への評価・反応が次週の同曲のリクエストオンエア数にも反映されるのか。リクエストが増えれば映画も好調と見て良いだろう。注目したい。
2位はKing & Prince「Theater」が初登場した。12月24日リリースのアルバム『STARRING』からの同リード曲は、22日の先行配信から更に大きく先がけ、11月19日放送の番組『レコメン!』内の自身のコーナーにてオンエア解禁。その翌週より他番組でも多数リクエストを絡めつつオンエアを獲得してきたなか、リリースを翌週に控えた今週、オンエアが一気に加熱した。
帯放送枠でまとまった数のオンエアを確保した形だが、他番組におけるリクエストオンエアの多さからは注目度の高さがうかがえる。リリースを迎えた次週のチャートアクションも期待できそうだ。
3位は山下 達郎「クリスマス・イブ」が前週12位から浮上した。シーズンソングのオンエアが活性化する12月以降、ここまではマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(9位→10位)が関連曲でダントツに優勢だったなか、本番が近づくにつれて同曲が逆転し始める現象は例年通りだ。
調査対象の96.8%のステーションと最広範囲でのオンエア獲得であり、リクエストオンエア数も今週最多。日本人にとってのクリスマスソングと言えば同曲なのだろう。広く様々な番組でオンエアを獲得していることからも、自然かつ必然的な急増であることがうかがえる。