高橋理子
画家、ギャラリスト
高橋理子(Michiko Takahashi)
Instagram:https://www.instagram.com/michinosora/
https://www.instagram.com/rikomichinosora/
Facebook:https://www.facebook.com/michinosorariko
Website(HP):https://michinosora425.jimdofree.com/
~About Me~
1972年 群馬県太田市生まれ
7歳から太田市「ラトリエ・デュ・デモン」(わたなべしげる主宰)にて油絵を描きはじめる。
色の魅力を自らの手による画面に描き出してみたい、心の中に広がる光景を自分の目で見てみたい、そんな欲望から、好きな絵を自由に描き続けています。
絵を描くことは自由になることであり、自分を生かすものであると思っています。
2015年4月より、群馬県太田市にてギャラリー喫茶「アトリエみちのそら」を運営。
人の手の作り出すものの美しさへの感動を、皆様と共有できる空間を作ってゆきたいと思います。
アトリエみちのそらでは、絵本原画展、グループ展、作家の個展等、月ごとに展覧会を企画展示します。手作りのケーキと美味しいコーヒーとともに、ゆったりした時間をすごしていただけるよう、お菓子を焼いてお客様を待つ毎日です。
~Biography~
2002年~2009年 一線展 入選[東京都美術館]
2011年 ふたり展(with 新田恭市)[レンガ](桐生市)
2013年 個展 さんこの森[トムズボックス+gallery](吉祥寺)
2015年 個展 はじまりのそらのみち[アトリエみちのそら](太田市)
2022年 個展 みちのそらじ[アトリエみちのそら](太田市)
2024年 二人展 9月のランデブー(ガラス作家 服部真季)[ギャラリーオマドーン](桐生市)
2024年 二人展 静穏(陶芸作家 平松祐子)[galleryきむらや](みどり市)
2025年 個展 たびのそらより[アトリエみちのそら](太田市)
他、ギャラリーオマドーン、galleryきむらや、さくらカフェ、planet-hand、アトリエみちのそら にてグループ展に参加
作品(上)「みちのそらじ」2022年
S50号/キャンバス、油彩
迷い込んだ森の中で、きのこのわっかをみつけたんです。世にも珍しい、ムラサキテングタケのフェアリーリング。気をつけて。フェアリーリングの中に入ったら、夢の中に永遠に閉じ込められるんですって。だけど、まるくならんだきのこたちがあんまり楽しげなものだから、私ときたらつい、輪の中に足を踏み入れてしまったのです。
その輪の中には、ありとあらゆる生き物が住んでいました。鳥も獣も虫たちも、木や草やたくさんの花々も、きのこもおさかなも、いつか読んだおはなしにでてきた不思議な生き物も。まんなかにはすべてのいのちを抱え込む、大きなたまごもありました。なんて安心、なんてうれしい、なんて気持ちのいい場所。そこでは、私もありとあらゆる生き物のうちのひとつでしかないのでした。
私はその輪の中で、気ままに踊り、眠り、歌い、どれだけの時間をすごしたのでしょうか。たまごにもたれて、まどろみからふとめざめたとき、思ったのです。「おなかすいた!」こうしてはいられません。早く家に帰って、なにかおいしいものを食べなくちゃ。その一心でひたすら走ったら、いつのまにか森をぬけて、よく知った道に出ていました。
いつだって、道の途中で迷っては、行き着く先を見失う。
それでも道は続くから、ひとやすみしたらまた、歩いてゆきましょう。
「みちのそらじ」によせて
*道の空=物事の途中
作品(下)「らくがき」
ペン画
日々のらくがきをInstagramに投稿し始め、気づいたらやめられなくなっていました。
クロッキー帳のページをめくって、今日はなにを描くのだろうと思いながらペンを動かし、こんなのが出てきました。という絵です。
昨日の会話、この前見たもの、目の前にあるものからの連想、空想のできごとなどのほか、自分でも思いもよらないものを描いているときもあります。