Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ほびっと村学校

「やさしいかくめい」第1回:AIと人間ファシリテーター対決

2025.12.28 03:34

◆日時 1月24日(土) 14:00-17:00

◆参加費 3000円(税込)

◆申し込みフォーム

 https://forms.gle/74q86ezGKVMo3GPg6

1976年から始まって50年を迎える西荻窪「ほびっとむら」ですが、発足当時そこでは「やさしいかくめい」という画期的な書籍の編集が若者たちによって進められていました。

https://www.facebook.com/events/858388166902094/?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22surface%22%3A%22external_search_engine%22%7D%2C%7B%22mechanism%22%3A%22search_results%22%2C%22surface%22%3A%22bookmark_search%22%7D]%2C%22ref_notif_type%22%3Anull%7D&locale=ja_JP

1978年に「あるがままに生きる本」というサブタイトルで「リアリティ」をテーマに創刊され、1980年に第2号「いのちのレポート」が「出産・子育て・そして性をひらく」をテーマに出版されました。残念ながらそこで途切れてしまいましたが、この「やさしいかくめい」は多くの人々に多様なインスピレーションを与えました。

たとえば学生時代に影響を受けた一人の中野民夫は、2010年になって恩返ししようと、ほびっとむら学校連続講座「やさしいかくめい」全7回を企画し、見田宗介・星川淳・渡辺眸・上田紀行・西村佳哲・西村勇也・志村季世恵をゲストを招き、対話を重ねました。

ほびっとむら3階のプラサード書店を初代きこりさんから高橋ゆりこさんが引き継いでナワプラサード書店になってから、もう32年。いろんなことがありましたが、70歳も越えていよいよ2026年3月で発展的に解消?展開?する方向です。そこで最後にもう一度「やさしいかくめい」をテーマにした講座を実施します。最近ほびっと村に新星の如く現れたデジタルファシリテーターで生成AIに強い田原真人と、古株で東京科学大学(旧東工大)名誉教授でファシリテーター草分けの中野民夫との二人で2回の講座です。2026年1月24日(土)第1回:AIと人間ファシリテーター対決

高橋ゆりこから「やさしいかくめい」趣旨説明のあと、それぞれ「革命」がタイトルにつく本を出している中野民夫と田原真人が「やさしいかくめい」にまつわる思いを語ります。

参加型のワークショップ的な場にしたいので、参加者の皆さんからも「やさしいかくめい」への思いやイメージを対話で引き出し合い表現してもらいます。

さあそこからがAIと人間ファシリテーター対決。中野が皆さんの多様な思いをKJ法で皆さんの協力を得ながらせっせとまとめていきます。一方で田原はAIに皆さんの情報を入れてまとめを依頼してみます。あっという間にできたらお茶でも飲んで人間の奮闘を眺めてんね(笑)。

さあ、それぞれのどんなまとめになるでしょうか?両方を見比べながらAIの可能性や限界について自由に語り合いましょう。ファシリテーションとAIについて、語り続けるよりも実際にやってみよう!という試みです。いったいどんなことが起こるやら、楽しみです。

※2月14日(土)の第二回は、第1回の様子を見て詳細を考えます。乞うご期待。


◆高橋ゆりこプロフィール

東京・西荻窪生まれ。1994年よりナワ・プラサード (書店)+ほびっと村学校を主宰。翻訳書数冊あり。好きなものは、空・雲・葉脈・花・炭火・人智を超えたもの・料理。書店32年で、もっとも謎だった人間の、おかしさ・切なさ・よさがわかってきました、よかったです!!

◆中野民夫プロフィール

東京科学大学(旧東工大)名誉教授、歌うファシリテーター、屋久島本然庵主宰

1957年東京生まれ。学生時代は世界を一人旅。企業の中からの変革を目指し博報堂に就職。30代で休職・留学したカリフォルニアでのジョアンナ・メイシーやティク・ナット・ハンとの出会いから、以降、人と人・自然・自分自身のつながりを取り戻すワークショップやファシリテーション講座を実践。2012年から同志社大を経て、2015年秋から東工大でリベラルアーツ教育を推進。屋久島の本然庵でマインドフル・リトリート等を実践。主著『ワークショップ』『ファシリテーション革命』『学び合う場のつくり方』(共に岩波書店)。

◆田原 真人プロフィール

独立系物理学研究者 、デジタルファシリテーター、多言語マガジン「イコール」編集長など

1971年生まれ。早稲田大学理工学研究科にて、生命現象のプロトタイプとしての粘菌(細胞性粘菌)を研究。複雑系物理学の視点から、自律分散的な個が全体秩序を生み出す「自己組織化」の数理を探求する。 博士課程中退後、予備校講師として「微積分で解く物理」を提唱し、2004年にオンライン予備校「フィズヨビ」を設立。 3.11を機にマレーシアへ移住し11年間滞在。『Zoomオンライン革命!』の出版やコミュニティ「反転授業の研究」の運営を通じ、オンラインにおける対話と学習の場づくりを確立。「デジタルファシリテーション」の第一人者として、組織開発や社会変革の実践を行う。

現在は、生成AIを組織の「ハブ」に据える「AI共創型組織」の実装や、東アジアの生成的ネットワークづくりに従事。2025年に3つの新法人を共同設立。2026年より早稲田大学博士課程に復帰し、実践知を「生成的ネットワークの原理」として理論化する研究に挑む。主著『出現する参加型社会』(2020年) 『Zoomオンライン革命!』(2017年)ほか