'25 有馬記念 / ミュージアムマイル（C.デムーロ）

「生まれてきた証」

この舞台に立つ者は皆、

物語の当事者だ。

だが、譲れない理由がある。

同期に敗れた秋。

昨年、取り逃がした栄誉。

与えられた役を演じるな。

主人公として、駆けろ。

繋いできた想いを、

未来に残る、“光”に変える。

それが、競馬だ。

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［補足1］

ミュージアムマイルとはニューヨークにある、美術館や博物館が立ち並ぶ通りの名称のこと。

そこから着想し、彼の頭文字である「M M」をベースに、王冠のロゴを構成しました。

この一走、この物語が、後世に向けて“彼が生きた証”として収蔵される。

そんなイメージを重ねたデザインです。

［補足2］

同期に敗れた秋とは、3歳馬ワンツー決着となった、今年の秋の天皇賞のこと。

（勝ち馬：マスカレードボール）

取り逃がした栄誉とは、昨年の有馬記念のこと。

（Cデムーロ騎手が、昨年ハナ差の2着に終わっています）

［補足3］

なにより、今年の3歳世代は強い！

それを示す、データがあります。

・3歳馬が天皇賞秋を制したのは、5回（グレード制導入以降）

・そのうち、同年の有馬記念も3歳馬が制したのは、これで4回目。

・ただし、過去の3回は、すべて同一馬による連勝（22年イクイノックス、21年エフォーリア、02年シンボリクリスエス）

・つまり、同一年の天皇賞・秋と有馬記念を、別々の3歳馬が制したのは史上初です。（25年ミュージアムマイル・マスカレードボール）

これは、世代のレベルの高さを示すものです。

［補足4］

さらにすごいのが、ノーザンファームはこれで有馬記念を8連覇。

つまり、令和の有馬記念は無敗です。