セクストーション、電話番号流出の危険性 (WhatsApp利用者要注意)
近年、セクストーション被害は確実に増加しています。
特に問題となっているのが、SNSをきっかけに連絡手段が移行され、電話番号が加害者に渡ってしまうケースです。
セクストーションはどのように始まるのか
加害者は、
・出会い系アプリ
・言語学習アプリ
などを通じて被害者に接触します。
その後、Instagramへ誘導し、最終的に
LINEやWhatsAppへ移行する流れが非常に多く見られます。
また、最初からInstagramで接触し、
「DMはあまり使わない」
「LINEやWhatsAppの方が連絡しやすい」
といった理由で、外部メッセージアプリへ誘導するケースもあります。
特に注意すべき「WhatsAppへの移行」
セクストーション被害で、特に注意が必要なのがWhatsAppです。
WhatsAppは、電話番号を交換しなければ利用できないアプリです。
つまり、移行した時点で被害者は自分の携帯電話番号という重要な個人情報を加害者に渡してしまうことになります。
これは、加害者にとって
脅迫手段が一つ増えることを意味します。
電話番号が流出すると何が起きるのか
被害者がセクストーションに遭い、
のアカウントをブロック、あるいは退会したとしても、
電話番号が加害者に渡っている場合、脅迫は簡単には終わりません。
実際ブロック処理を行った被害者の中に、SMSやiMessageを通じて、脅迫メッセージが届いたというケースが多くあります。
さらに、着信拒否を行っても、加害者は複数の電話番号を所持しているため、番号を変えながら何度も連絡・脅迫を続けることが可能です。
この状態になると、被害が深刻化しやすくなり、被害者の精神的負担も長期化してしまします。
被害を防ぐためにできること
・SNSで知り合った相手に、安易に電話番号を教えない
・どうしても連絡先を交換する場合は、相手から先に番号を教えさせる
その際、相手の電話番号の国番号が東南アジアやアフリカ圏の場合は特に注意が必要です。多くのセクストーション加害者は、海外を拠点に詐欺活動を行っています。もしも該当する国家の場合、より一層の注意が必要となります。
もし被害に遭ってしまったら
1. 証拠の確保
加害者アカウント、会話記録、脅迫内容を保存する
2. SNSアカウントの整理
ブロックや退会は、必ず証拠確保後に行う
3. 警察・専門機関への相談
一人で抱え込まず、早期に相談することが重要です
最後に
セクストーションの加害者は
被害者の「少しの油断」や「感情」を利用して犯行におよびます。
特に電話番号の流出は、
被害を長期化・深刻化させる大きな要因です。
SNS上での出会いでは、
「個人情報を渡さない」
この意識を常に持つことが、最大の予防策になります。
もしも被害にあってしまった場合、一人で抱え込まず、迅速な対応が必要な場合は専門家の支援を受けることが被害拡大を防ぐ鍵となります。
リアルタイムでの遮断、削除対応など、専門的な解決策やサポートが必要な場合は、早めの相談をおすすめします。