静謐なる朝に、感謝を込めて。
おはようございます。2025年も、ついに最後の一日を迎えました。
今朝の茨城県行方市はキリッと冷え込み、肌に触れる空気が「いよいよ大晦日なんだな」と静かに教えてくれているようです。皆さんは今、どんな気持ちでこの朝を迎えていらっしゃるでしょう。
一年を締めくくる今日、ふと秋田の伝統行事「なまはげ」のことが思い浮かびました。伝統的な面をかぶり、「ウオーッ!」と家々を回るなまはげ。子ども心には、その迫力がとても怖く感じられたものですが、大人になってその背景を知ると、見える景色が少し変わってきます。
あの荒々しい振る舞いの奥には、地域によってさまざまな解釈があるものの、一般的には「家族が健やかに過ごせるように」という祈りが込められているといわれています。「元気にしているか」と声をかけるのは、その家から悪いものを追い払い、新しい年の福を招くため。あの面の下には、「来年もこの家族が幸せでありますように」という、地域の人々の素朴で温かな思いが息づいているのだと感じます。
私はここ茨城からこのブログをお届けしていますが、この“なまはげの優しさ”にも通じるものを、画面越しにそっと支えてくださる皆さんの存在の中に感じています。
毎日この場所を訪ねてくださること。「元気にしているかな」と心に留めてくださること。特別な出来事がない日も、ただここにいてくださる皆さんの静かな優しさが、私にとっては何よりの支えであり、一年を歩き続けるための大きな力になりました。
「今日も誰かが読んでくれている」
その心強さがあったからこそ、私も今日という日を笑顔で迎えることができています。本当に、ありがとうございます。
2025年。皆さんにとって、どんな一年だったでしょうか。嬉しいことばかりではなく、時には立ち止まりそうになった日もあったかもしれません。でも、どんな日であっても、今日という日を無事に迎えられた。それだけで、本当は十分すぎるほど素晴らしいことなのだと思います。
今日はぜひ、ご自身に「一年間、本当にお疲れさま。よくここまで歩いてきたね」と、一番優しい言葉をかけてあげてください。
なまはげが届けるといわれる清々しい福が、皆さんのもとにも、そして皆さんの大切な方々のもとにも、温かく降り注ぎますように。
どうぞ暖かくして、穏やかな年越しをお迎えください。また明日、2026年の新しい朝に、いつものようにお会いしましょう。