'25 東京大賞典 / ディクテオン(矢野)
2025.12.29 10:44
「ここまで来た、老雄へ」
泥まみれで、
居場所を探し続けた日々があった。
苦難の末に放つ“光”は、
王道の正解より、眩しい。
そう信じて。
一年の終わりに、“素晴らしい光”を見た。
まるで、歩みの価値を証明するような。
来年は、誰もが報われますように。
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[補足1]
ディクテオンの名前の由来は、全知全能の神ゼウスの生まれた場所。
そして、7歳。
21年クラシック世代であり、エフフォーリア・タイトルホルダー・シャフリヤール・レモンポップなどと同期です。
[補足2]
本馬は今日の栄光に辿り着くまで、4回も厩舎が変わっています。
中央と地方を行ったりきたり。
輝ける場所を求め続けました。
藤原英昭厩舎(栗東)→角田輝也厩舎(名古屋)→吉岡辰弥厩舎(栗東)→荒山勝徳厩舎(小林)。
と、移動しています。
彼の才能を輝かせるための、関係者の尽力が窺い知れます。
[補足3]
なお、現所属の荒山厩舎にとっても、すばらしい1年となりました。
ファーンヒルのJBCスプリント勝利と合わせて、これで今年はG1級を2勝目。
地方競馬の厩舎が、中央勢を倒しての成績ですから、とてつもない快挙です。
NAR年度代表馬は、どちらになるのか・・・?