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「WILL」の軌跡

【レポート】WILL5周年記念イベント:第1部「自慢大会2021-2024」第2部「成果報告会2025」第3部「懇親会」を開催しました

2025.12.30 02:20

WILL2025にトレーニーとして参加している前田です。

2025年12月17日(水) 、WILLの5周年記念イベントを開催しました。

今年はオンラインとリアル会場のハイブリッド形式での開催となり、138名の方にお申し込みいただきました。

リアル会場には、2025年支援先のヒトノネチーム関係者、ユアフィールドつくばチーム関係者、WILL2021〜WILL2024の各関係者、協力先等を含め、約30名が会場に集まりました。


◼️第1部「自慢大会」(リアル会場限定)


WILL2021〜2024に参加した支援先、トレーニー、ファンドレイザーがプログラム終了後にどのような成長や変化を遂げてきたのかを自慢形式で発表。

各参加者が久しぶりに顔を合わせ、近況を語り合える場になっていたことがとても印象的でした。

再会を通して、改めてこのプログラムのつながりの温かさや、各年度のカラーや魅力を感じる時間となりました。


発表後は、参加者が500万円の仮想資金を元手に、印象に残ったWILL2021〜2024の発表に対して“投志”を行う投資体験型企画を実施しました。

参加者は「“投志”用小切手」に500万円を配分した金額とメッセージを記入し、各年度の発表者へ“投志”。

“投志”結果に応じて、参加費の一部が実際に寄付として支援先へ届けられる仕組みとなっています。


“投志”結果は、各年度僅差となりましたが、WILL2024が最も“投志”金額を獲得されました。

おめでとうございます!!

応援メッセージを書いて思いを託す仕組みがとてもよく、“投志”する側でありながら、同時に応援団の一員になれた気がします。

結果が発表されるまでの緊張感や空気感も印象的で、見る側も参加者として巻き込まれるおもしろい企画でした。


◼️第2部「WILL2025」成果報告会


いよいよ半年間の取り組みの集大成。

各チームが社会課題にどう向き合い、どんな計画やどんな“志金”調達計画を提案されるのか、期待と緊張感が伝わるプログラムの開幕です。


トップバッターは、ヒトノネさんチーム。

貧困・孤独・不登校等、10代の子どもたちの居場所不足(特に“グレーゾーン”の子ども)の社会課題に取り組んでいます。

主な取り組みは、学童保育、放課後等デイ、学習支援、10代の居場所(ユースセンター)の運営を行っています。

●一般社団法人ヒトノネ:10代の居場所づくりプロジェクト

https://deco-boco.jp/projects/view/97


【トレーニーからの“志金”調達計画の提案】

提案内容は大きく分けて2つ、「法人寄付」と「個人寄付」です。

共通しているのは、まずはヒトノネさんを知ってもらい、共感を得るための接点づくりやサポーターとなるための返礼品や寄付つき商品の提供、そして地域事業者との協業で約560万円の寄付を集める計画発表がありました。


続いて、ユアフィールドつくばさんチームの発表です。

障がいのある人や自由に外出・余暇を楽しめない人でも地域の中で役割を持ち、お互いに助け合いながら楽しく健康に過ごし、成長していける社会の実現をめざした取り組みを行っています。

障がいのある人と農業・就労・生活支援を15年行ってきました。

●NPO法人ユアフィールドつくば:でかけるチカラ応援プロジェクト

https://deco-boco.jp/projects/view/98


【トレーニーからの“志金”調達計画の提案】

事業説明会の実施→クラウドファンディング→寄付つき商品の販売→広告協賛の獲得→年次報告書の作成といった年間スケジュールに加え、“志金”調達計画も具体的に提案されていました。

金融機関のつながりを活かした提案内容がトレーニーならではと感じました。


2団体の成果報告を聴き、WILLが大切にしている「社会をどう変えるのか」「そのためにお金をどう集めるのか」という視点が、今年もとてもわかりやすい報告になっていたと思いました。


最後に、来年からは主催者の変更に伴い「WILL」から「WILL 2nd」に名前が変わるという告知もありました。

これまで積み重ねてきたものが次のフェーズに活かされていくことかと思います。

来年もWILLを承継した新たなWILL 2ndを楽しみにしたいと思います。


◼️第3部「懇親会」(リアル会場限定)


報告会終了後には、リアル会場参加者による懇親会を実施しました。

プログラムの感想や今後の連携の可能性について、立場を越えた活発な交流が行われ、今後につながる関係性づくりの場となりました。

オンラインは全国各地からアクセスでき、手軽で効率的ですが、実際にお会いするとより距離も縮まると実感します。

全国から参加できるオンラインのよさと、対面でわかち合えるリアルのよさ、どちらも大切にしながら、ぜひ来年も続いてほしいと感じました。


最後になりますが、運営の場を提供してくれためぐるのみなさま、ともに学び合った支援先のみなさま、手厚くサポートしてくださったファンドレイザー、協力し合ったトレーニーに心から感謝申し上げます。

この学びを今後に活かしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。


以上、WILL5周年記念イベントのレポートでした。


【参考】WILL2025@オンライン:「成果報告会」参加者の声


・一つの団体をいろいろな専門家を通して考える見解がポイントになると思いました。

・団体の発表から知らなかったことなどを知ることができてよかったです。

・やさしい社会づくりのためのWIN-WINの取り組みですね。本当に感動しました。木村さんのブレない志に勇気をいただきました。また参加します。

・知らないことを学ぶよいきっかけとなりました。約半年間、ありがとうございました。

・トレーニーの熱意とそれを支える各金融機関の姿勢を感じられたのがよかったです。志ある金融機関が増えていく未来を期待します。

・気づき、学びだらけでプラス体験でした。

・資料にそれぞれのカラーがあり、見やすくてよかったです。

・金融機関のトレーニーの方たちの地域を知る立場からの提案が印象に残りました。

・やはり過去の支援先のその後の変化を知れたのがファンドレイザーとしては大きかったです! 支援先にとってよい提案ができたのか、本当に役に立てるのかなというのはかかわったファンドレイザーやトレーニーのみなさんが思うところだと思うので。とても勇気をもらえました。

・金融機関関係者の方たちの感想を聴いて、ソーシャルビジネスに金融機関がかかわる意義を改めて理解することができました。「地域の社会課題を地域のみんなで解決する」の実現に向けて歩みたいと改めて感じました。

・地域でこんなに思いを持って動いている金融機関の職員がいると思うととても刺激を受けましたし、「やらねば!」とモチベーションが上がりました。

・多くの人の前で発表することで、提案内容により自信を持って出せるようにしないとな、と感じました。

・まずは知っていただくための言語化や知っていただく機会の必要性を感じました。

・ビジョンがどちらの支援先も明確で、ペルソナを設定することでブレない軸ができるんだと改めて感じました。

・ありがたい取り組みだと思いました。伴走支援の期間とは、トレーニーにより課題整理と計画策定の支援を受ける期間ということでしょうか? その間に、地元金融機関や企業などとの連携や協働などを支援いただきながらスタートできるのかよくつかめまなかったので、動画を見直します。