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Fashion Source: Art of Being

元旦のピンポン

2026.01.02 07:09

妹がおせちを作ってくれた。お重に詰めるころ、弟家族たちもやってきて、最後の詰め合わせをみんなが手伝う。既に、時間と手間をかけてくれた人がいるだけで、新年はもう豊だ。

姪たちと甥が箸を持つ。11歳、14歳、17歳。これが私たちの恒例の撮影だ。三人は空腹を抱えながら、私が写真を撮り終えるのを待っている。私は急いでシャッターを切る。後で加工すればいい。Canvaで選んだフォントが今年はよく合った。テーブルの木目が、すっきりと画面に収まった。

父は近くのリハビリ病院にいる。先日、短い面会時間の中で、父が描いた馬と富士山の絵を持ち帰った。シンプルな線で描かれたその絵を、家の壁に飾る。父は物理的にはここにいないけれど、この絵を通して、確かに一緒にいる。そう思えることが、少し救いになっている。


今年のお年玉は、図書カードと綿菓子などのお菓子の詰め合わせ。星柄の袋に入れて、金色のリボンで結んだ。それと、去年書いたカードと引き換えに渡す「今年の宣言カード」も入れておいた。甥だけがカードを預けてくれた。姪たちは渡さなかった。それでいいのだと思う。子どもたちはそれぞれのやり方で、少しずつ大人になっていく。カードを渡すかどうかも、彼ら自身が決めればいい。


今年は、お書初めの伴走をする必要がなさそうだ。少し寂しくて、少しほっとして、でもきっとこの方が楽だ。何度も金賞へと導いたのだから、もういいだろう。(笑)


夜になって、テーブルが卓球台に変わった。

11歳の姪と80歳の母が向かい合っている。年齢差69年。母はバリアフリーの逆を行きたがる人だ。動いて、小走りして、考えて、決断する。80歳という年齢を、まるで気にしていないかのように。

ピンポン玉が行ったり来たりする。笑い声が響く。反射神経も人生経験も、このテーブルの上では同じ価値を持つ。誰かが得点し、誰かが悔しがる。私はそれを見ながら、幸せだと思った。

用意された料理があって、自然に生まれる遊びがあって、無理に整えなくても成立している関係がある。

静けさと笑い声の間で、2026年は、すでに整っていた。


★ピンポン動画 ↓