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MIHARU OSINO

ありがとう

2026.01.02 13:16


元旦、父方の伯父が亡くなった。

父の兄。63歳。


思い出してみると、わたしにとっては笑顔のおじしか見たことがなかった。

急に家に行き、茶の間に顔を出すと「おう、美春」と。

いつもそうだった。その言葉。その顔。その温度。


伯父は離婚しているため、喪主はわたしの父。

わたしたちが、伯父の家族。

そうであれたら、と亡くなった今、思う。


わたしは母方の伯父も父方の伯父も大好きだ。

どちらの祖父母も大好きだ。

父方の祖父は、わたしが生まれた年に亡くなってしまって覚えていないけれど、大好きだ。

会う会わないは、わたしはあまり関係ない。


さみしい。

なんだか、すごくさみしい。


でも、いなくなった、死んだ、亡くなった、という表現はやはりしっくりこない。

わたしにはその概念がない。

死んでない、というより。死がない。

受け入れつつも、疑っているところがある。

どうしてそうなのかは分からない。


さみしいのは、とてもよいこと。

さみしくて、嬉しい。

幸せな悲しみ。


ありがとう

ありがとう

ありがとう



大晦日から元旦にかけて、初詣先であがった花火。

冬の雪と共にみる花火は綺麗だった。

枝に積もる雪は、冬の桜と言っていい。


遠くへ行ってしまったと思う人ほど、誰よりも距離が近くなる。

わたしの心の中にいる。

その人はもう、わたし自身なのだから。