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寄り添い通話フラット

夫の過去に出会った日、それでも心が揺れなかった理由

2026.01.04 06:13

おしゃべりをしていると、色々な立場の色々な人々の人生の経験談を垣間見ることができます。

日常で、体験者が、まあいっか、と思えたお話を一つご紹介します。

60代女性です。

「先日、夫の荷物を整理していたときのことです。押し入れの奥から、古い封筒が出てきました。何気なく開けてみると、中には若い頃の夫と見知らぬ女性が並んで写った写真。一瞬、胸の奥がざわっとしました。昔の彼女でしょうか。こんなものを、今まで後生大事にずっと持っていたなんて……。特別な相手だったのが伝わってきて少しだけ、もやもやした気持ちになります。

けれど、ふと顔を上げると、台所でお茶を入れている今の夫の後ろ姿が目に入りました。長い年月を一緒に過ごし、楽しいことも大変なことも乗り越えてきた相手です。若い頃の思い出が一枚残っていたからといって、今さら嫉妬するような信頼感の無い関係ではなく、それほどの気力もありません。過去は過去、今は今。そう自分に言い聞かせて、写真をそっと元の場所に戻しました。まあ、いいか。そんなふうに思えるようになったのも、年を重ねた証なのかもしれません。」

今後もこの方はまあいっか、をいくつも感じていかれるのでしょう。でも、だから幸せじゃないわけではありません。むしろささいなことで落ち込むことのない強い心の持ち主、相手との距離感を上手にできるひとだ、という印象を受けました。