春の肌荒れ、体内に熱がこもってるかも?〜啓蟄〜
こんにちは。
kampo's薬剤師山口りりこです。
啓蟄は冬ごもりしていた虫たちが春の気配を感じて外にでてくるころです。
私たちも少しずつ春を意識するようになってきますね。
季節の変わり目は身体も敏感です。
身体からのサインを見落とさないようにチェックしましょう〜✧
〜内容〜
1【春の肌荒れ、体内に熱がこもってるかも?】
2【清熱おすすめ食材】
3【たんぽぽのコーヒー】
4【むずむず痒み✧おすすめ薬膳茶】
5【啓蟄kampo's前菜】
1【春の肌荒れ、体内に熱がこもってるかも?】
今年のスギ花粉は例年よりも早いペースで飛散しているそうです。
花粉症以外でも、この時期は軽い炎症症状が増えるころです。
くしゃみや鼻水はなくても
肌が荒れる!なんだか痒い!
という方も多いのではないでしょうか。
それは上部に熱がこもりやすくなっているのかもしれません。
上部の炎症とは・・・
目の充血・かゆみ、鼻づまり、黄色い鼻水、口内炎、吹き出物、頭痛などからだの上部に熱がこもっている状態です。
花粉症の場合、透明な鼻水は冷えによるものが多いのですが、体内の炎症と冷えが同時に起こっている方も多くいます。
透明な鼻水やくしゃみなどがメイン症状の方は前回の配信をご覧ください。
また痒みのともなう肌荒れは乾燥が原因となっていることもあります。
体表の水分は
✧からだのバリア機能✧
も果たしています。
炎症を火事にたとえると、体内の水分は消防士さんの火消し役です。
炎症が進むと火事がすすみ、火消し作業が間に合わなくなるのです。
そのため、保湿をしっかりしましょう。
化粧品は刺激のあるものは避けて、お肌に優しいものを選ぶようにしましょう!
お水が足りないからといって、水分を一気にとるのは胃腸に負担がかかるので、温かいものを少しずつとることをおすすめします。
2【清熱おすすめ食材】
・菊花・ミント・葛根(クズ)・大根・カブ・豆腐・ごぼう・たけのこ
3【たんぽぽコーヒー】
コーヒーに似ていてることから
たんぽぽの根っこのお茶を《たんぽぽコーヒー》ともよびます。
ノンカフェインなので妊婦さんや授乳中のお母さんに特に親しまれています。
漢方では蒲公英根(ほこうえいこん)といい
体内の不要な熱をとって解毒する役割があります。
乳腺炎の治療としてもつかわれてきました。
赤い大きな吹き出物など炎症が強いときには、このたんぽぽの根っこを試すのもよいでしょう✧
4【むずむず痒み✧おすすめ薬膳茶】
緑茶+ミント+菊花
緑茶:熱をとり解毒をうながす
ミント:気分をすーっとすっきりさせるだけでなく、鼻づまりやストレスによるイライラにも良い
菊花:目の充血や痛み、吹き出物などに良い
5【啓蟄kampo's前菜】
天王寺かぶとオレンジ葛ソースのマリネ
3/6〜3/20