外食よりも家派です。おちつく時間を大切にしたい
2026.01.09 02:10
若い頃は、外食に少し特別な憧れがありました。新しい店、話題のメニュー、にぎやかな空間。外で食べるというだけで、気分が上がったものです。けれど、年齢を重ねたいま、自然と「家で食べるほうがいい」と思うようになりました。
理由はとても単純です。家のごはんは、気を張らなくていい。時間を気にせず、好きな量を、好きな速さで食べられる。何より、味が自分の体に合っています。派手さはなくても、胃も心も疲れません。
家で食べる料理は、必ずしも手の込んだものではありません。ごはんと味噌汁、簡単なおかずが一品あれば、それで十分です。さとう、しょうゆ、みそ、みりん。いつもの調味料で作った味は、不思議と落ち着きます。外食の味が刺激的に感じる日でも、家の味は静かに寄り添ってくれます。
また、家で食べる時間には、思い出が重なります。家族と囲んだ食卓、一人でゆっくり味わう夕飯。音も照明も、自分にとってちょうどいい。その空気ごと含めて「食事」なのだと、最近は思います。
外食を否定しているわけではありません。ただ、日常を支えてくれるのは、やはり家のごはんです。外よりも家派になったのは、贅沢を知ったからではなく、自分にとっての心地よさがわかってきたからなのかもしれません。