「点と線と夜」参加Log
点と線と夜(https://and.noor.jp/e/yonaga/25/)に参加させて頂きました
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高らかに去来する神話
太宰が掃ったまなうらの星
干からびたノアの臍の緒
扉を語り鍵穴を腐す
ついえた光をどう弔う
望んだ冬が何故赤い
点した炎の温度だけ人類は数えて来たの
硝子を手中でほどく
線ならば引き際は潔くあれ
溺れる神は流星を掴む
生まれた破滅を全うする
結ぶためにある数億光年
投じた青は夏と散る
恵んでくれるな今だけは
這って捕らえた砂上の雲
狙い澄ましたエンドロール
走れないほど汗が辛い
来世も来期も僕らいらない
一寸先の夢/地獄は炎天下/最敬礼と脱落者
白亜の薔薇はだれのもの
背に走る春の烙印
n次元上の絶対的さみしさ
十の誓いを焚け
よしんば永遠を退けたとて
熟れたばかりの彗星を噛む
呪われたがる幻想種
いつか夜明けが凍るなら
氷柱心中
時おり小指を盗ませて
雨季はぼくらを甘くしつける
生来きみは春の使徒
いま選べない光のこと
隕石からはじまる夢
脳裏に最果てがよぎる
忠実なきみの夜明け
羽ばたきのエチュード
明日はよく晴れた終焉でしょう
泣くなよ天使でもないくせに
ただひとつを選べるから神様です
老いさばらえた心臓でよければ
計算しつくされた静寂
いずれお前は綴じられる
夕暮れ二つばかり分のおわかれ
すばらしいって言うなら笑え
ルビーのともしびを辿るな
毒を喰らわば永久まで
うつくしいほどどこまでもゆける
硝煙の色を味わえば
夜の数え方を教えて
飢えた神々の死に場所
もう朝はねだらない
なくした瞳なにいろだったの
いつだってわたしたち光ることを愛した
青を愛した星が去る
ノクターンばかり手に取って
火中の冬を憂う
咲かない月を欲しがっていた
成しえた神話を灰にして
離縁再演
死の温度を定義する
鍵盤から金を抽出する
鍵を花芯に忍ばせる
色の終わりを縫う
十の言語を罰する
妖魔の成り立ちを決める
海と星を選り分ける
八月を長くする
罪より命を重くする
君を僕から失わせる
法が僕らの春を正すな
ほどけた星座が何になる
新月の断末魔
いきちがい星いくつだろう
待ち合わせ銀河団
約束ぼし、小指ぼし、まち針ぼし、それから
私のいない地獄で果ててよ
預言書に残るやさしい綻び
神にも読めない字で記すな
幼い薔薇を爪先がひらく
月のヴェールとしてのオーロラ
ぼくらシーツで夜を隔てる
喰らう神話を選ばない獅子座