園芸療法 3/4 夏野菜の種まき
3月に入り、暖かい日が続いています。昨日は気温が8℃まで上がりましたが、平年では4月上旬並の気温だそうです。雪もどんどんと溶けて、かなり少なくなっています。
あまり雪どけが早いと、本来なら雪の下で春を待つはずの秋まき小麦の芽が寒さでだめになってしまうことがあるようで、農家の皆さんにとっては心配の種になっているそうです。
この冬はあまりにも雪が少ないので、最後にドカッと大雪が降るのではないかと戦々恐々としていましたが、このまま順調に春が訪れるような気になってきました。来週の天気予報では2日ほど雪マークがついていますが、どれくらい降るでしょうか。
さて、3月になりましたので、いよいよ夏野菜の栽培が始まりました。5月に地植えする、ナスやピーマン、トマトなどはこの時期に種をまく必要があります。かけはしにはメインエントランスである南側の出入り口のほか、北側にも出入り口があります。そちらの風除室は日当たりが良く、まるで温室のようなので、種まきをした鉢やプランターを置いておくのにとても重宝します。こちらの出入り口は今のところ使用していないため、苗が増えて徐々に温室化しています。
今回は、2階に入所されている皆さんと、土を入れたビニルポットに種をまいていきました。トマトやナスの種はとても小さく、2、3粒ずつまくのに難儀している方が多かったです。それでも、種をまき終えると「いつ頃芽が出るかな」「早く大きくなって欲しいねえ」等、期待を込めた言葉が聞かれ、種まきに難儀したこともすっかりと吹き飛んでいるようでした。
まだ夜間の気温は低いので、ぐんぐん育つというようにはいきませんが、芽を出して健気に背を伸ばしていく様子は、きっと皆さんの楽しみとなるでしょう。
Posted by 園芸療法士
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