大根足の私は、七草より 蘿蔔(すずしろ)を使い倒す♪ 第二章
七草粥の、本当の意味
七草粥というと、 「胃腸を休ませる日」 「食べすぎた身体をリセットする日」 そんなイメージが強いかもしれません。 もちろん、それも間違いではないけれど、 実はもうひとつ、 大切な意味が隠れています。
人日の節句という考え方
1月7日は、人日の節句(じんじつのせっく)。 1日から6日までは、 鶏、犬、羊、猪、牛、馬―― それぞれ動物を当てて占い、 7日目を「人を占う日」としたのだそう。 つまりこの日は、 人そのものを大切にする日。
食べる前に、思い出したいこと
無病息災を願って、 七草粥をいただく。 でも本来は、 「食べすぎたから調整しよう」 というだけの日ではなくて、 家族や、 身近な人たちの健康を願い、 自分自身の身体にも、 そっと目を向ける日。 そんな意味が、 根っこにある行事なのだと思います。
うまくいかなかった年末年始も
年末年始、 久しぶりに顔を合わせて、 ちょっとした言い合いになったり。 思わず、 言わなくていいことを言ってしまったり。 ……あるあるですよね(笑)。
この日ばかりは
でも、この日ばかりは。 「元気でいてね」 「今年も無事でいようね」 そんな気持ちを、 お粥にそっと込めてみる。 仲直りでもいいし、 距離を保ったままでもいい。 それでも、 相手の安寧を願うという行為そのものが、 もう養生なのかもしれません。
人を大切にする、という養生
身体を整えることも大切。 でも、 人を想うこともまた、 心と身体を整える行為。 七草を食べるのもいいけどこうしていただいた大根のありがたくいただく。こんな風に人からの想いを汲むのもひとつの考え方。七草粥は、 そのことを思い出させてくれる、 やさしい合図なのだと思います。
次へつづく
次回は、 「何を足すか」ではなく、
「何を減らすか」という養生の話。
アーユルヴェーダの視点から、
少しだけお話ししてみますね。