ジャンプ14号感想
エコーです。
いや、愛斗さんにはこのサイトを漫画日記にする気かと怒られているんですがね……
私の友だちほとんど漫画なので勘弁してくださいw
今回自分の興に触れたのは3作品と新連載でした。
最後の西遊記
結論から言って
かなり期待しています
現在読んだだけ、特に考察情報を拝見していないので曲解もあるかもしれませんが、
主観で見ていきます。
概要
人の恐怖を具現化してしまう言霊を持つ少女
一回の小学生である主人公は彼女を守るという重い使命を担う。
初感
キーワードが多過ぎて散らかった印象でした。
あまりスムーズに活きていない野球の設定、前半は介護苦悩と少年の悩み、
中盤に深層ホラー、ラストに強烈な設定とバトルスペック。
詰め込みすぎと、いまいち親和性が取れないなと思いましたが……
引き込まれるものがある
言葉回しの妙
説得力と言いますか情景をイメージさせるのが上手い。
じわりじわりと、それでいて的確に心情を表現され感服。
あ、これ絵じゃなくて小説でもイケる人だと思いました。
そうして見てみると、一つ一つの作りはとても達者ときた
悪くないテンポで出会い頭の2人の苦悩としてピンポイントな話題を重くなく、それでクスリと笑えるコマ割りで描く。おお、すごい人なのでは!?
他にも、休学の言い訳と真相部分もギャグテイストでいい感じです。
逆に、
サラッと済ませたいこれらのシーンをギャグでフランクに通過させて尚、
辿り着くべき山場までこれだけかかる物語……狂気さえ感じます。
1話の出来は大切です。
何度もお気に入りが打ち切りになった漫画愛読者としては、
1話でしっかり人気をとって長く飛べる翼で巣立って欲しいといつも願っています。
その為にも、1話には山場が必要。それが遠いとなれば奇跡的な要約能力を要する。
どこを添削できるとも思えませんが、やはり詰め込みすぎには思えます。
それでもこの話はそうせざる得ない物語で、それを実現した作者様はかなりすごいと思います。
となると、少し惜しいのは山場。
これは絵の方。
主人公を隣部屋から助けた父親。
- 攻撃の時点で誰のことか分からないので、テンポが悪い
- 攻撃の先で発見した父親の姿勢は……隠そうとした?攻撃のモーション?
総じて、苦労の末たどり着いた山場として迫力に欠ける感じ。
いっそ手前の敵との対峙のシーンを饒舌に描かずこちらを派手に見せるか、
戦闘シーンの表現に惜しいもんを感じます。
また、小学生を休学させる件は漫画とはいえ気になりますね。
ハイファンタジーならとにかく、現代ファンタジー、ローファンタジー分野だと道徳からは逃げにくい。
謂わば整地のシーン、大切なシーンではないのですが
主人公の父親の印象がかなり悪い感じは残念です。
とはいえ、これは終わるに惜しい作品!!
是非ゆっくり読み返してみて欲しいです。
以下考察
この電動車椅子が気になるんです
- 手足が動かないのになぜ自走の仕様なのか?
- 介護車椅子に電動を無理につけたディティールと操作盤の位置
自走が不要なものの場合
貧困でゴミ漁りからこれを作った可能性。
その場合その技術屋は今後の仲間枠か父親の技能かも気になります。
故意的に設置されている場合
この父親はまだ秘密を隠している可能性
彼の情報開示が段階を踏む思考はすでに事例がありますから、可能性はあります。
もしかして、このヒロインの五体不満足は改善の可能性があるのでは?
しかし、冒頭にはクライマックスらしきシーンで人形に手足の少女が映っています。
んー、難解です。
でも、椅子に綺麗に座っているという事、
手を組んでいるという事はやはり稼働が伸びている?とも思えます。
さてさて、この辺の疑問はいつ見えるのか……
なににしても先が気になる作品が降臨頂いたものです。
と言ったところで、既存作品の感想も足早に……
チェンソーマン
エロい……話しを何に結びつけてくれてんのよ。この作者様……
大好きです。ありがとうございます。
この作品は才能の塊です
哲学的な内容と俗な思考のハーモニーがヤバイ。
例えるとか、表現というものはかけ離れたものほど難しいです。
この超長距離を結びつけた作者様は良い意味で狂人です。崇拝に値する。
ゆらぎ荘の幽奈さん
2連続になっちゃったけど、これだけはいいたかった。
ヒロインへの救済。流石です。
前回で完成していたタイムリープとしての展開に
これほど綺麗なデザートを添えられた事を讃えずにはいられませんでした。
呪術廻戦
ここまで偏った感想にする気はなかったんですが、なんだよ今週号は……
美術館か?
言葉イラナイ。
ミテコレ。芸術的戦闘描写。最高ご馳走様様。。
テンポも良く、個性的なのに引き込む力が半端ないです。
以上!!漫画熱放出完了。さっぱりしましたー