先代と後継者が、同じテーブルに座った日
先代と後継者が、同じテーブルに座った日
【写真①|トップ写真】
キャプション例
話し合いは、対立ではなく理解の始まりでした。
「話しているつもりで、話せていなかった」
(H2)
事業承継のご相談で、
先代と後継者が同席される場面は少なくありません。
けれど最初から、
本音が言葉になることは、ほとんどありません。
先代は、
「口出ししすぎてはいけない」と思い、
後継者は、
「今さら聞けない」と感じている。
その“遠慮”が、
静かな距離をつくってしまうことがあります。
【写真②|対話を感じさせる写真】
キャプション例
同じ方向を見ていても、言葉はすれ違います。
先に話したのは、後継者でした
(H2)
この日の対話で、
最初に言葉を発したのは後継者の方でした。
「正直に言うと、
何を引き継いだのか、まだ整理できていません」
その一言で、
場の空気が少し変わりました。
先代が語った「当時の不安」
(H2)
それを聞いた先代は、少し間を置いて、こう話されました。
「実は私も、
最初は何が正解か分からなかった」
後継者は、その言葉に驚いた表情を浮かべました。
強く見えていた先代にも、
迷いの時間があったことを、初めて知ったのです。
【写真③|余白のある写真】
キャプション例
語られなかった時間が、静かに埋まっていく。
対話で変わったのは、結論ではありません
(H2)
この日の対話で、
具体的な結論が出たわけではありません。
保険の見直しも、
役割分担も、
「次に考えましょう」という形で終わりました。
けれど、確かに変わったことがありました。
それは、
一人で考えている、という感覚が消えたことです。
「聞いていいんだ」と思えた瞬間
(H2)
後継者の方は、帰り際にこう話されました。
「これからは、
分からないことを分からないままにしないで、
聞いてみようと思います」
先代は、
「それでいい」と静かにうなずかれていました。
【写真④|締めの一枚】
キャプション例
引き継ぐのは、答えではなく、対話。
最後に
(H2)
事業承継は、
契約や手続きよりも、
対話の量で決まるのかもしれません。
同じ会社を想っていても、
言葉にしなければ、伝わらないことがあります。
先代と後継者が、
同じテーブルに座る時間。
それ自体が、
すでに大切な一歩なのだと、私は感じています。