使命はありますか
オークランドは、今は晴れています。
昼前には雨になるそうです。
知らないで、洗濯をしてしまった。
雨が降る前に渇いてほしいけど。
今朝のオークランドの空です。
使命は本当にあるのだろうか、と疑問に思い、ランギヌイ神様にお聞きしました。
―の部分は私、「 」はランギヌイ神様の発言です。
ーランギヌイ神様、使命はありますか。
「一日一日を大切に生きること。目の前にあるものを大切にすること。よく噛み、体で感じながら食べること」
ージャンクフードはどうですか。
「そこにある、目の前のものを大切にすること。それしか食べるものがなかったらなおさら。それしか食べないという人は、それ自体に問題があるからそれを見ていった方がいい。良いもの、いわゆる、無農薬だとか有機だとかでも作っている人間の余計な考えが入っていると必ずしも良いものではなくなる。作物に任せるのが大事。放置とは違う」
ーなるほど。お題の使命についてですが、使命はありますか。
「使命はそんな大層なことではないと思うよ。一日一日を大切に。これに尽きるよ」
ーでは、私の使命は何でしょうか。
「毎日、笑顔で朗らかに過ごすこと」
ー耳が痛いですね。そうしたいのは山々なのですが、今の状況ではなかなか。
「簡単だよ。たとえどんなことにでも喜びやら嬉しいことがあるはず。それなのに、目をつぶってしまって、ないことにしてしまっている。あなたにとって大きな喜びだけにしか目を向けていない。大体、喜びに大きいも小さいもない。喜びは喜びでしょう」
ーそうですね。使命はひとつでしょうか。
「ひとつと言えばそうかもしれない。数珠繋ぎになっている」
ー数珠繋ぎですか。わかるような、わからないような。
「これで終わりがないというか、あなたたちにとったら些細なことの連続なんだよ。例えば、大勢の人から見たら大層なことをしていると思える人たちがいるとする。果たしてその人たちのしていることが、本当にその人たちの使命なのかと言ったら疑問だね。案外、そういう人たちの方こそ全く使命とはかけ離れて、エゴで生きているのかもしれない。そのエゴの力ときたら強力だよ。エゴって怖いね。エゴの渦に巻き込まれたら、そこから抜け出るのはかなり難しいよ。周りもエゴだらけだから、判断がつかなくなる」
ー怖いですね。自分でエゴだらけになっていることを気づくのは難しいですね。私だって、エゴに乗っ取られているのかもしれないし。自分では判断できなくなりますよね。
「笑顔で朗らかでいるというのはかなり重要なことだとわかってもらえましたか。そのことを心がけてください。その人の目を見れば、大体のことはわかるはず」
ー他に何かメッセージはありますか。
「一所懸命に生きてください。これでいい、なんてことはないはずです」
ーいや、これでいい、ということがなければ疲れますよ。
「いや、そんなことはないよ。一所懸命に生きれば、楽だし、楽しくもなるよ」
ーそんなものでしょうか。マオリの神様・ニュージーランドの神様に失礼かもしれませんが、ニュージーランドに来てからいろいろと大変です。今までの人生で後悔をしたことはなかったのですが、ここに来たことが唯一の後悔です。
「何を仰います。ここからが勝負というか本領発揮なのに。勿体無いよ。私は手ぐすねを引いて、あなたが来るのを待っていたのに。あなたはできる人。もちろん、あなただけではなく、みんな。みんな、自分を隠さないでください。自信を持ってください。あなたはあなたなのです。十二分に自分を愛してください。自分はダメだと思わない方がいいかもしれません。でも、そのダメだと思うあなたもあなたなのです。それでいいではないですか。だめだと思うあなたたちが、私には大変愛おしく思えます」