1月の「ふれあいブックカフェ」
新しい年初の「ふれあいブックカフェ」は、地元玉川学園を中心にご活躍されている富樫靖一郎氏と平出鏡子氏による朗読と踊りのステージ❛夢ごころ❜を楽しみました。朗読に始まり最後は威勢の良い踊りを披露いただき、令和8年幕開けにふさわしい晴れやかな集いになりました。参加者は18名で図書室は熱気にあふれました。
プログラム順に紹介します。
①朗読:落語の演目としても有名な「芝浜」を、お二人が息の合った威勢のよさと人情味あふれるお魚屋を営む夫婦像を演じてくださいました。酒好きなぐうたら亭主が早朝に河岸に行けと古女房に追い出されたものの、早すぎて時間つぶしに歩いているところに大金の落とし物に出会いました。それを持ち帰り女房に渡し、盛大に飲み食い・・・。女房はそれを夢だったことにして番所に届けてしまう。それ以来亭主は酒を断ち家業に精を出し小さな店を持つまでになったところで、女房から実はお金は持ち主がわからず手元に戻ってきたと明かされる。謝る女房に亭主は感謝し「古女房はいいものだ」と(落)。
なんとも人間味あふれるお話ではありませんか!落語は一人で語りますが、お二人での朗読は一味も二味も違って、場面状況がより具体的に把握でき、夫婦お互いの心情がより細やかに伝わってきました。こんな楽しみ方もあると感心しました。
②朗読:「あらしのよるに」(木村祐一作・あべ弘士絵 講談社) ヤギとオオカミがたまたま嵐に遭遇し、暗い中で心細い思いで同じ小屋に避難をしている間に、天敵とも知らず友情が芽生えるという子ども向けの絵本からのお話。
演じている方はお互いが誰かを知らず、聴衆は天敵同士と知っているので、面白おかしいやら、ハラハラドキドキするやら・・・子どもでなくてもスリリングな面持ちになります。演じるお二人の軽妙なやりとりから、子どもの頃の素直な感情が呼び起こされました!ブラボーッ!!
③踊り「夢ごころ」は、踊りのための衣装に着替えて登場。富樫さんは日本舞踊を本格的にされておられ、氷川きよしや山本リンダの現代風(?)の曲やアニメソング、民謡・・・をバックに踊られ楽しませてくださいました。会場はみんなで踊ることが難しいので座って手だけの振りになりましたが、年の初めの会にふさわしい盛り上がりになりました。
演目の合間には、平出さんがお話をつないで間延びしないステージにしてくださいました。また後のティータイムでは、富樫さんが踊りにおける男女の所作の違いについてお話くださいました。例えば扇の使い方、腕の振り方など一つひとつ実演付きで解説くださり、素人の身にはビックリマークがつくことばかりでした。
お二人の熱い演技から、これから始まる一年の活力をいただきました。
【予告】
2月のふれあいブックカフェは、お正月休みに読んだ本を紹介しあってお茶をしながら読書談義をします。今年も本にまつわる朗読やDVD鑑賞、お話等々企画してゆきますので、気軽にご参加ください。